【2025年版】資産価値が上がる、おすすめ高級時計ブランド徹底ガイド!

ロレックスからパテックまで、今狙うべきモデルを解説します

2024年から2025年にかけて、高級時計の世界は大きな変化を迎えています。かつてのような「何を買っても値上がりする」という熱狂的なブームは落ち着き、今は「本当に価値あるもの(質)」が選ばれる時代へとシフトしました。

為替の影響や定価の値上げが続くなかで、どのブランドを選べば資産価値を守り、育てることができるのでしょうか?今回は、最新の市場動向をもとに、賢い時計選びのポイントをご紹介します。

記事の監修

【監修:三栗 幹

ブランド買取・鑑定士として活動してる三栗と申します。
この業界に入り早15年、これまでに査定したお品物は5万点を超えました。40代を迎え、単に「モノの値段」を付けるだけでなく、お客様がそのお品物と過ごした「時間や愛着」にも寄り添う査定を心がけいます。

【専門分野・強み】

  • ハイブランド時計(ロレックス、オメガ等)の真贋・評価
  • ヴィンテージバッグの価値発掘

プロフィール

※本記事は監修人とウリトク編集部の編集によって作成されています。

目次

王道にして最強。揺るぎない「ロレックス」の魅力

やはり、資産価値を語るうえで外せないのがロレックス (Rolex)です。市場全体が不安定な時期でも、ロレックスは安定した価値を保ち続けています。特に以下のモデルは、2025年も引き続き高い人気と資産性が期待されています。

今注目すべきロレックス人気モデルTOP5

  • 1.コスモグラフ デイトナ (Cosmograph Daytona)
    市場の頂点に君臨するモデルです。歴史的な背景と供給不足により、その価値は定価を大きく上回る水準で安定しています。
  • 2.サブマリーナ (Submariner)
    ダイバーズウォッチの元祖です。流行に左右されないデザインは、不景気にも強いという特徴があります。
  • 3.GMTマスターII (GMT-Master II)
    「ペプシ」や「バットマン」といった多色ベゼルがコレクター心をくすぐり、入手困難な状況が続いています。
  • 4.オイスターパーペチュアル (Oyster Perpetual)
    カラフルな文字盤が人気です。特に希少なカラーは、エントリーモデルとは思えないプレミア価格になることがあります。
  • 5.ヨットマスター (Yacht-Master)
    富裕層のライフスタイルに合うラグジュアリーなスポーツモデルとして、近年評価が高まっています。

「廃盤」の噂に注目!次なる狙い目は?

ロレックス投資の醍醐味は、生産終了(ディスコン)による価値高騰です。現在、オイスターパーペチュアルのポップな「セレブレーション(バブル)」文字盤や、ヨットマスターの天然石文字盤「ファルコンズアイ」などが、近い将来カタログから消えるのではないかと噂されています。もし廃盤になれば、その希少性から価格が跳ね上がる可能性があります。

また、少し前の世代である「5桁リファレンス」と呼ばれる1990年代〜2000年代のモデル(エクスプローラーII Ref.16570など)も、ネオ・ヴィンテージとして再評価が進んでいます。これらはサイズ感が良く、今後さらに価値が見直されるでしょう。

パテック フィリップ:革新と伝統の融合

雲の上ブランドの筆頭、パテック フィリップ (Patek Philippe)も大きな動きを見せています。

衝撃の新作「Cubitus(キュビタス)」

2024年、約25年ぶりとなる新コレクション「Cubitus(キュビタス)」が発表されました。四角いケースが特徴的なこのモデルは、発表直後こそ賛否両論ありましたが、スポーツモデルとしての注目度は抜群です。特にステンレスモデルは、ノーチラスの後継的な存在として、入手できれば大きな資産価値を持つことになりそうです。

もちろん、既存の「ノーチラス」「アクアノート」の人気も衰えを知りません。これらは依然として「入手不可能」な状態が続いており、その希少性が価値を押し上げています。

復活の名門:ヴァシュロン・コンスタンタン & IWC

ヴァシュロン・コンスタンタン (VACHERON CONSTANTIN)

ヴァシュロン・コンスタンタンでは、ラグジュアリースポーツの「オーヴァーシーズ」が大人気です。さらに、歴史的名作「222」の復刻が話題を呼んでおり、もし今後ステンレスモデルが登場すれば、市場を揺るがす争奪戦になるでしょう。

IWC (IWC)

質実剛健な時計作りで知られるIWC。資産価値の観点では「急騰はしないが、大きく暴落もしない」という堅実さが特徴です。

注目は、天才デザイナー、ジェラルド・ジェンタのデザインを復刻した新型「インヂュニア」です。高級スポーツウォッチのトレンドに乗っており、リセールバリューも期待できます。定番の「パイロット・ウォッチ」や「ポルトギーゼ」は、投機対象というよりは、一生モノのパートナーとして選ぶべきブランドです。

オーデマ ピゲとヴァシュロン・コンスタンタンの動向

オーデマ ピゲ (Audemars Piguet)は、「ロイヤルオーク」への人気集中が続いています。特に王道の39mm〜41mmサイズ、そしてブルー文字盤のモデルは鉄板の資産価値を誇ります。一方で、派生モデル選びには少し慎重になる必要があります。

ヴァシュロン・コンスタンタン (Vacheron Constantin)は、2025年に創業270周年を迎えます。市場で期待されているのは、名作「222」のステンレススティールモデルの登場です。もし発売されれば、世界中のコレクターが争奪戦を繰り広げる「聖杯」となるでしょう。「オーヴァーシーズ」も引き続き安定した人気を維持しています。

成功者の証、その資産性は?:ウブロ (HUBLOT)

プロスポーツ選手や経営者に愛用者が多いウブロ。「成功者の時計」としてのステータス性は抜群ですが、資産価値(リセールバリュー)という点では、少し慎重になる必要があります。

ウブロ購入の注意点と狙い目

  • リセールは厳しめ
    ウブロは定価が高額である一方、中古市場での流通量が多いため、換金率はロレックス等に比べると低くなる傾向があります(定価の40〜50%程度になることも珍しくありません)。
  • 狙うなら「超」限定モデル
    例外的に価値を維持するのは、世界限定数本のモデルや、サファイアクリスタルケースなどの特殊素材モデル、または日本限定のコラボレーションモデルなどです。

ウブロは「売るときの値段」を気にするよりも、今の自分のステータスを表現し、楽しむために買うブランドと言えるでしょう。

通好みの選択:独立系ブランドの台頭

最近の富裕層の間では、「誰もが知っているブランド」から「知る人ぞ知る芸術品」へと好みが移りつつあります。

特にF.P.ジュルヌ (F.P. Journe)は、現代時計界の最高峰として別格の扱いを受けています。「クロノメーター・ブルー」などのモデルは、生産数が極めて少ないため、驚くようなプレミア価格で取引されています。その他、H.モーザーチャペックといったブランドも、その独自性と品質の高さから資産としての評価を高めています。

2025年のポートフォリオ戦略まとめ

最後に、リスクとリターンを考えた時計選びのヒントをまとめました。

  • 安定性重視なら:
    迷わずロレックスの「デイトナ」「GMTマスターII」「サブマリーナ」を選びましょう。これらは現金同等物とも言える流動性の高さがあります。
  • 成長性重視なら:
    パテック フィリップのスポーツモデル、特に新作「Cubitus」の初期ロットは大きなチャンスを秘めています。
  • 普段使いしつつ、価値も維持したい:
    オメガのスピードマスターや、IWCのインヂュニア。堅実で周囲の評判も良い選択です。
  • ファッション性と今の楽しみを重視:
    ウブロオーデマ ピゲの派生モデル。売却価格よりも、着けている間の満足感を重視しましょう。
  • 通な楽しみ方:
    「ネオ・ヴィンテージ」と呼ばれる少し前のロレックスやパテック フィリップを探してみてください。現行品にはない味わいと、割安感があります。

2025年の時計選びは、単にブランド名だけでなく、「希少性」や「タイミング」を見極めることが大切です。あなたにとって最高の一本が見つかることを願っています。

合わせてお読みください。ブランドの資産価値が下がりにくい物シリーズ

資産価値として認められたブランド物はブランドバッグ、ブランド時計、ブランドジュエリーがあります。

ブランドバッグで資産価値が下がりにくい物

エルメス (Hermès),シャネル (Chanel),ゴヤール (Goyard),ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton),ディオール (Dior),プラダ (Prada)やバレンシアガ (Balenciaga), オフ-ホワイト (Off-White), モスキーノ (Moschino), ステラ マッカートニー (Stella McCartney), ジミー チュウ (Jimmy Choo), サルヴァトーレ フェラガモ (Salvatore Ferragamo), トッズ (Tod’s), ヴァレンティノ ガラヴァーニ (Valentino Garavani), バーバリー (Burberry), ロジェ ヴィヴィエ (Roger Vivier), マルニ (Marni)などブランドバックは人気がある物がありますが、その中で本当に資産価値が下がりにくい物は数個です。
詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
[2025年版]発売から価値が上がるオススメブランドはどれ?高級ブランドバッグの資産価値分析 高級ブランドバッグは、単なるファッションアイテムではなく、「資産価値のある商品」として捉えることができます。その資産価値は、ブランドの歴史、デザインの普遍性...

ブランド高級時計で資産価値が下がりにくい物

ロレックス (ROLEX)、オメガ (OMEGA)、オーデマピゲ (AUDEMARS PIGUET)、ヴァシュロン・コンスタンタン (VACHERON CONSTANTIN)、パテックフィリップ (PATEK PHILIPPE)、IWC (IWC)、ウブロ (HUBLOT)などが有名ですが、もっと知りたい方は下記の記事をご覧ください。

あわせて読みたい
【2025年版】資産価値が上がる、おすすめ高級時計ブランド徹底ガイド! ロレックスからパテックまで、今狙うべきモデルを解説します 2024年から2025年にかけて、高級時計の世界は大きな変化を迎えています。かつてのような「何を買っても値上...

ブランドジュエリーで資産価値が下がりにくい物


カルティエ(Cartier)、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)、ティファニー(Tiffany & Co.)、ブルガリ(Bvlgari)、ハリー・ウィンストン(Harry Winston)、デビッド・ヤーマン(David Yurman)、ブシュロン(Boucheron)、ピアジェ(Piaget)、ショパール(Chopard)、ブチェラッティ(Buccellati)などなど、もっと詳しく知りたい方は下記の記事を御覧ください。

あわせて読みたい
【2025年版】買って後悔しない!価値が下がりにくいブランドジュエリー10選 自分へのご褒美、どうせなら「資産」になるものを選びませんか? 「一生モノのジュエリーが欲しいけれど、高い買い物だから失敗したくない」 「もし将来使わなくなった...
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

URITOKUは、売れて得する情報を発信するウェブメディアです。日々の生活に役に立つ様々な情報を発信していきます。

※記事は監修人、ライターのリサーチによって、作成されウリトク編集部によって編集されています。

※フリーペーパー URITOKU MAGAZINE も発行しています。
【Vol.1(電子版)は、こちらからダウンロード】

目次