自分へのご褒美、どうせなら「資産」になるものを選びませんか?
「一生モノのジュエリーが欲しいけれど、高い買い物だから失敗したくない」
「もし将来使わなくなったら、二束三文になってしまうのが怖い」
そんな不安をお持ちではありませんか?ジュエリーは本来、楽しむためのものですが、決して安い買い物ではありません。だからこそ、デザインの好みだけでなく「資産価値(リセールバリュー)」という視点を持つことが、賢い大人の選択といえます。
実は今、世界的な原材料の高騰やブランドの価格戦略により、特定のブランドジュエリーの価値が驚くほど安定しています。ここでは、2025年の最新トレンドを踏まえ、「持っているだけで安心感が違う」選ばれし10ブランドをご紹介します。
記事の監修

【監修:三栗 幹】
ブランド買取・鑑定士として活動してる三栗と申します。
この業界に入り早15年、これまでに査定したお品物は5万点を超えました。40代を迎え、単に「モノの値段」を付けるだけでなく、お客様がそのお品物と過ごした「時間や愛着」にも寄り添う査定を心がけいます。
【専門分野・強み】
- ハイブランド時計(ロレックス、オメガ等)の真贋・評価
- ヴィンテージバッグの価値発掘
※本記事は監修人とウリトク編集部の編集によって作成されています。
なぜ今、ジュエリーの価値が上がっているの?
個別のブランドを見る前に、少しだけ背景をお話しします。現在、ジュエリーの価値を押し上げている大きな要因が2つあります。
- 金の価格高騰: 世界中の銀行が金を買い集めており、素材そのものの価値が上がっています。ファッションの流行り廃りに関係なく、金には「世界共通の価値」があるのです。
- ブランドの価格改定: 有名ブランドが毎年のように定価を上げています。新品の値段が上がれば、中古市場の相場も自然と引っ張り上げられます。つまり、「早く買った人ほど得をする」状況が生まれているのです。
絶対に外さない「3大ブランド」
もし、「将来的に売るかもしれない」「換金のしやすさを最優先したい」と考えるなら、以下の3つのブランドが圧倒的におすすめです。これらは世界中で需要があり、まるで「通貨」のような安定感を持っています。
カルティエ(Cartier)換金性No.1
世界で最も「現金化しやすい」ブランドと言えばカルティエです。特に『ラブブレスレット』や『ジュスト アン クル』は、国や時代を問わず常に買い手がいます。2025年も価格戦略によって価値が守られており、資産としての安定感は抜群です。
ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)リセール最強
現在、定価に対する買取率が最も高いのがこのブランドです。幸運のクローバーをモチーフにした『アルハンブラ』コレクションは、お店でも在庫切れが続くほどの人気。そのため、中古市場でも定価に近い価格、時には定価以上で取引されることも珍しくありません。
誰もが知るティファニーですが、資産価値の面では「素材」選びが重要です。シルバー製品も素敵ですが、価値を保ちやすいのはゴールドやプラチナ製品です。特に『ティファニー T』や『ハードウェア』などのモダンなゴールドジュエリーは、市場での需要が高まっています。
ステータス重視の「ハイジュエリー」
さらにワンランク上の輝きと、圧倒的なブランド力を求めるならこちらです。
「キング・オブ・ダイヤモンド」の異名を持つ通り、ダイヤモンドの質が別格です。『リリークラスター』などの人気コレクションは、特に日本の市場で絶大な人気を誇ります。最高品質のダイヤモンドは、景気に左右されない強固な資産です。
蛇をモチーフにした『セルペンティ』や、建築的な『ビー・ゼロワン』が有名です。ブルガリはアジア圏での人気が非常に高く、グローバルな視点で見ても価値が安定しています。特にカラーストーン(色石)を使ったジュエリーは、将来的な希少性が期待されています。
通好みの「玄人ブランド」
人と被りたくない、職人の技にこだわりたい。そんな審美眼を持つ方におすすめのブランドたちです。
ブシュロン(Boucheron)
パリの老舗メゾン。異なる素材を重ねた『キャトル』リングは、おしゃれ感度の高い層から熱烈な支持を受けており、近年価値が急上昇しています。
ブチェラッティ(Buccellati)
まるでレースのような繊細な金細工が特徴です。『マクリ』などのブレスレットは、その工芸的な価値が再評価されています。職人技が光る逸品です。
ピアジェ(Piaget)
時計メーカーとしても有名ですが、リングが回転する『ポセション』はジュエリー界のアイコン。遊び心あるデザインが魅力です。
ショパール(Chopard)
ダイヤがガラスの中で動く『ハッピーダイヤモンド』は、時代を超えて愛されるデザイン。流行に流されない定番の強さがあります。
普段使いしやすい「アクセシブル・ラグジュアリー」
アメリカ発のブランドで、シルバーとゴールドを組み合わせたねじりデザインの『ケーブル』ブレスレットが有名です。日本ではまだ知る人ぞ知る存在ですが、アメリカでは非常に人気があります。手頃な価格でラグジュアリーを楽しめるのが魅力です。
まとめ:賢い選び方のポイント
最後に、資産価値を意識したジュエリー選びのポイントをまとめました。
| ブランドランク | おすすめブランド | 特徴 |
|---|---|---|
| 鉄板・安定 | ヴァン クリーフ&アーペル カルティエ | 迷ったらここ。換金のしやすさと価値の維持率がトップクラス。 |
| 高額・権威 | ハリー・ウィンストン ブルガリ | ステータス性抜群。高品質な石や独自のデザインが資産価値を支える。 |
| 通・おしゃれ | ブシュロン ティファニー(ゴールド) | トレンド感と伝統を両立。今、人気上昇中で狙い目。 |
ここだけの話:「箱」と「保証書」は捨てないで!
将来もし手放すことになった時、購入時の箱や保証書(ギャランティカード)があるだけで、買取価格が数万円から10%以上変わることがあります。大切に保管しておくことが、あなたのジュエリーの価値を守る最後の一手です。
ジュエリーは、身につけることで自信をくれたり、気分を高めてくれたりする魔法のアイテムです。さらにそこに「資産価値」という安心感が加われば、より心置きなく楽しむことができるはずです。
ぜひ、あなたにとっての最高の一品を見つけてください。
合わせてお読みください。ブランドの資産価値が下がりにくい物シリーズ
資産価値として認められたブランド物はブランドバッグ、ブランド時計、ブランドジュエリーがあります。
ブランドバッグで資産価値が下がりにくい物
エルメス (Hermès),シャネル (Chanel),ゴヤール (Goyard),ルイ・ヴィトン (Louis Vuitton),ディオール (Dior),プラダ (Prada)やバレンシアガ (Balenciaga), オフ-ホワイト (Off-White), モスキーノ (Moschino), ステラ マッカートニー (Stella McCartney), ジミー チュウ (Jimmy Choo), サルヴァトーレ フェラガモ (Salvatore Ferragamo), トッズ (Tod’s), ヴァレンティノ ガラヴァーニ (Valentino Garavani), バーバリー (Burberry), ロジェ ヴィヴィエ (Roger Vivier), マルニ (Marni)などブランドバックは人気がある物がありますが、その中で本当に資産価値が下がりにくい物は数個です。
詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ブランド高級時計で資産価値が下がりにくい物
ロレックス (ROLEX)、オメガ (OMEGA)、オーデマピゲ (AUDEMARS PIGUET)、ヴァシュロン・コンスタンタン (VACHERON CONSTANTIN)、パテックフィリップ (PATEK PHILIPPE)、IWC (IWC)、ウブロ (HUBLOT)などが有名ですが、もっと知りたい方は下記の記事をご覧ください。

ブランドジュエリーで資産価値が下がりにくい物
カルティエ(Cartier)、ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)、ティファニー(Tiffany & Co.)、ブルガリ(Bvlgari)、ハリー・ウィンストン(Harry Winston)、デビッド・ヤーマン(David Yurman)、ブシュロン(Boucheron)、ピアジェ(Piaget)、ショパール(Chopard)、ブチェラッティ(Buccellati)などなど、もっと詳しく知りたい方は下記の記事を御覧ください。


