田中貴金属の「メイプルリーフ金貨」買取価格を調査!手数料と相場は?

この記事は、金・貴金属の買取比較サイト「ウリトク」がお届けします。

世界中で高い人気を誇る投資用金貨、「メイプルリーフ金貨」。カナダ王室造幣局が発行する、品位K24(純度99.99%以上)の純金製金貨です。

この金貨を売却しようと考えたとき、多くの方が選択肢に入れるのが、地金・貴金属の老舗である「GINZA TANAKA(田中貴金属ジュエリー)」ではないでしょうか。

しかし、田中貴金属は金のインゴット(延べ棒)の売却時に手数料がかかる場合があるため、「金貨の場合はどうなるの?」と不安に思う方もいるかもしれません。

この記事では、田中貴金属でメイプルリーフ金貨を売る場合の買取価格の決まり方手数料の有無、そして他の買取業者との比較について、わかりやすく解説します。

田中貴金属
https://gold.tanaka.co.jp/retanaka/
店頭買取電話
宅配買取メール
出張買取LINE
店舗数6店舗 (直営店GINZA TANAKA) ※別途特約店ありFC
主要メリット貴金属の精製・製造元(田中貴金属グループ)としての高い信頼性。買取サービス「RE:TANAKA」を運営。
貴金属 (金・プラチナ)、ジュエリーをメインとして、他にも貴金属ジュエリー、貴金属工芸品、記念メダル、コイン (※地金型コインは別サービス「田中貴金属 総合口座」で対応)などの買取を行っています。
査定料◯ (無料)振込手数料✗ (100万円を超える振込は利用者負担)
キャンセル料✗ (宅配買取非対応)
評価HPで公表されるリサイクル価格で買い取るため透明性が高い。査定料や手数料が別途かからない(価格に含まれる)。専門機器による正確な品位判定。
買取方法が店頭のみ(宅配・出張は非対応)。直営店舗が主要都市(6店舗)に限られる。100万円を超える場合の振込手数料が利用者負担。買取品目が貴金属・ジュエリー関連に限定される(ブランド品等は扱わない)。
目次

メイプルリーフ金貨とは?基本情報を確認

まず、おさらいとしてメイプルリーフ金貨の基本情報を確認しましょう。

メイプルリーフ金貨は、カナダ王室造幣局が発行する地金型金貨です。表面にはエリザベス女王(発行年によりデザインが異なります)、裏面にはカナダの象徴であるカエデの葉(メイプルリーフ)がデザインされています。

品位はK24(純度99.99%以上)で、投資用金貨として世界最高レベルの純度を誇ります。主なサイズと重量は以下の通りです。

サイズ重量直径(参考)
1オンス約31.1g約30.0mm
1/2オンス約15.5g約25.0mm
1/4オンス約7.7g約20.0mm
1/10オンス約3.1g約16.0mm

この他にも1/20オンスや1gの小さなサイズも存在します。買取価格は、この金貨の重量に基づいて計算されます。

田中貴金属での買取価格と手数料

次に、本題である田中貴金属での買取方法について見ていきましょう。

買取価格の決まり方

田中貴金属では、金・プラチナ・銀の買取価格を「RE:TANAKA(リ・タナカ)」という名称で毎日公表しています。

メイプルリーフ金貨のような地金型金貨は、この「RE:TANAKA」の「K24(純金)」のグラム単価に基づいて買取価格が決定されます。

計算式はシンプルです。
【例】1オンス(約31.1g)のメイプルリーフ金貨の場合
当日の「K24」1gあたり買取価格 × 31.1g = 買取価格

この価格は、田中貴金属の公式ウェブサイトや店頭で毎日(土日祝日を除く)更新・公表されています。売却を検討する際は、必ず最新の価格を確認しましょう。

重要なポイント:メイプルリーフ金貨の買取手数料は?

多くの方が気になる手数料についてです。

田中貴金属では、金のインゴット(延べ棒)を500g未満で売却する場合、所定の手数料(バーチャージ)がかかります。

しかし、メイプルリーフ金貨やウィーン金貨などの「地金型金貨」については、原則として売却時の手数料はかかりません。(2025年11月現在)

これは大きなメリットと言えます。公表されている「K24買取価格」がそのまま適用されると考えて良いでしょう。

手数料に関する注意点

ただし、以下の点には注意が必要です。

  • 金貨の状態が著しく悪い場合:
    深いキズ、大きな凹み、変形、汚れなどがある場合、「金貨」としてではなく「地金(スクラップ)」としての査定になる可能性があります。この場合、買取価格が下がる(減額される)ことがあります。
  • ケースや保証書:
    地金型金貨は、金そのものの価値(重量と品位)で取引されるため、保証書がなくても基本的に買取は可能です。しかし、キズを防ぐためにも、購入時のケースに入れたまま査定に出すことをおすすめします。

田中貴金属の買取価格は高い?他社と比較

では、田中貴金属の買取価格は、他の業者と比べて高いのでしょうか、それとも安いのでしょうか。

金貨の買取を行っているのは、田中貴金属のような大手地金商だけではありません。国内には他にも主要な地金商や、一般的な買取専門店があります。

大手地金商(三菱、徳力など)との比較

国内の主要な地金商としては、田中貴金属の他に以下のような企業があります。

  • 三菱マテリアル
  • 徳力本店
  • 石福金属興業

これらの大手地金商が公表する「K24(純金)」の買取価格は、日々の国際金相場に連動しているため、各社で大きな価格差が出ることはほとんどありません。

A社が1gあたり13,000円なのに、B社は12,500円、ということは考えにくいのです(もしあれば、安い方で買って高い方で売る、という取引が成立してしまうためです)。

そのため、田中貴金属、三菱マテリアル、徳力本店といった大手地金商であれば、「信頼性」や「店舗へのアクセスのしやすさ」で選んでも問題ないと言えるでしょう。

街の買取専門店との比較

一方で、駅前などにある一般的な買取専門店(「なんぼや」や「大黒屋」など)の場合は、少し事情が異なります。

これらの店舗は、大手地金商が公表する価格を「基準」にしつつ、独自の査定基準や手数料(査定料、買取手数料など)を設定している場合があります。

「手数料無料」をうたっていても、その分が買取価格から差し引かれている(つまり、大手地金商の公表価格よりも低いグラム単価を提示される)可能性もあります。

もちろん、キャンペーンなどで地金商より高い価格を提示するケースもゼロではありませんが、メイプルリーフ金貨のような「地金型金貨」は、価値が明確であるため、価格が公明正大で手数料のかからない大手地金商で売却するのが最も安心と言えます。

まとめ:田中貴金属は安心して売れる選択肢

最後に、この記事のポイントをまとめます。

  • 田中貴金属では、メイプルリーフ金貨を売却手数料無料で買い取っています。
  • 買取価格は、公式サイトで毎日公表される「K24(純金)のグラム単価 × 金貨の重量」で決まります。
  • 大手地金商(三菱、徳力など)との価格差はほとんどなく、信頼できる売却先です。
  • ただし、金貨の状態が悪いと「地金(スクラップ)」扱いとなり、減額される可能性があるので注意しましょう。

大切なメイプルリーフ金貨を売却する際は、金相場をこまめにチェックし、価格に納得のいくタイミングで、信頼できる業者に依頼することが重要です。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

URITOKUは、売れて得する情報を発信するウェブメディアです。日々の生活に役に立つ様々な情報を発信していきます。

※記事は監修人、ライターのリサーチによって、作成されウリトク編集部によって編集されています。

※フリーペーパー URITOKU MAGAZINE も発行しています。
【Vol.1(電子版)は、こちらからダウンロード】

目次