オメガ(OMEGA)の買取相場は?ウリトクが教える人気モデルとおすすめ業者

「昔買ったオメガ、今いくらになるんだろう?」
スピードマスターは高いと聞くけど、自分のデビルコンステレーションはどう?」
「止まってしまった時計や、箱・保証書がない時計は売れない?」

こうした疑問や不安をお持ちの方は多いです。

オメガの買取市場は、ロレックスに次ぐ人気を誇りますが、その実態は非常に「二極化」しています。モデルによって「資産として価値が上がるもの」と「一般中古品として値下がりしやすいもの」がハッキリと分かれているのです。

この記事は、買い取り業者の比較サイト「ウリトク」が、読者の皆様が「損をしないための知識」と、お持ちのモデルに合わせた「最適な売却戦略」を徹底的に解説します。

目次

【2024年最新】オメガ主要モデルの買取相場

まず、オメガの4大コレクションが、現在どれくらいの価格で取引されているのか、最新の買取相場(目安)を見ていきましょう。

(注:価格はあくまで一例であり、時計の状態、付属品の有無、為替、業者の在庫状況によって大きく変動します。)

オメガ主要モデル 買取相場比較マトリクス

モデルライン代表モデル名状態 (目安)買取参考価格帯
スピードマスタームーンウォッチ プロ (現行)中古美品520,000 – 590,000円
ムーンウォッチ プロ (旧型)中古美品500,000 – 660,000円
デイト (旧型)中古美品200,000 – 260,000円
シーマスターダイバー300M (007限定)中古美品700,000円~
ダイバー300M (現行)中古美品450,000 – 500,000円
アクアテラ (現行)中古美品400,000 – 470,000円
デビルコーアクシャル (SS)中古美品250,000 – 350,000円
コンステレーション自動巻き/クォーツ (旧型)中古Cランク20,000 – 50,000円

オメガ買取の「落とし穴」:なぜ価格差が生まれるのか?

上の表を見て「同じオメガなのに、なぜこんなに価格が違うの?」と驚かれたかもしれません。007モデルが70万円以上になる一方で、コンステレーションの旧型は2万円になるケースもあります。

この「二極化」こそが、オメガ市場の最大の特徴です。

高騰する「資産クラス」のオメガ

一部のモデルは、資産として価値が高騰しています。代表格は「スピードマスター プロフェッショナル(ムーンウォッチ)」です。

  • 理由1:圧倒的な物語
    「月面着陸」という人類史的な偉業に貢献したという、他の時計が真似できない歴史的背景があります。
  • 理由2:世界的な需要
    この歴史と不変のデザインが世界中のコレクターに愛され、特にアジア市場での需要が価格を押し上げています。
  • 理由3:限定モデルの存在
    シーマスターの「007(ジェームズ・ボンド)」モデルのように、強力なコラボ限定品も資産価値が非常に高いです。

価格が安定・下落しやすい「一般クラス」のオメガ

一方で、多くのオメガが「リセールバリュー(再販価値)が低い」と言われることにも、明確な理由があります。主に「デビル」や「コンステレーション」、アクアテラなどの一般モデルがこれに該当します。

  • 理由1:市場への供給過多
    ロレックスが供給を制限して希少性を高めているのとは対照的に、オメガは比較的安定して供給されます。中古市場に流通する数が多いため、価格が上がりにくいのです。
  • 理由2:頻繁なモデルチェンジ
    オメガは技術革新に積極的で、次々と新しいモデルを発表します。これは、旧型モデルの価値が相対的に下がりやすくなることを意味します。

したがって、オメガを高く売るための第一歩は、「ご自身の時計がどちらのクラスに属するかを把握すること」です。

オメガを売る前に「絶対にやってはいけないこと」

「時計が止まってしまった」「ガラスに傷がある」場合、多くの方が「修理してから売った方が得ではないか?」と考えます。

しかし、結論から言えば、それは「絶対にやってはいけないこと」です。売却前の修理やオーバーホールは、ほぼ確実に損をします。

なぜ修理すると「損」をするのか?

理由は、私たち個人が支払う修理代と、業者が内部で行う修理コストに、大きな差があるからです。

  • 個人の修理コスト:メーカーや時計店に依頼すると、10万円かかる。
  • 業者の修理コスト:自社工房や提携先で修理するため、5万円しかかからない。

この時計を査定に出すと、業者は「(再販価格)-(業者の修理費 5万円)」で査定額を計算します。あなたが10万円を払って修理しても、査定額は5万円しか上がらないのです。

結果として、あなたは5万円の「損」をします。質大蔵」のような業者が「故障したOMEGA買取」を公言しているのは、この仕組みをビジネスにしているからです。

正解は「止まったまま」「壊れたまま」査定に出すことです。

査定額を最大化する「売る前にやるべきこと」

では、修理以外で私たちがやるべきことは何でしょうか? それは非常にシンプルです。

1. 付属品(箱・保証書・余りコマ)を徹底的に探す

修理代とは異なり、「付属品の欠品」による減額は、そのまま私たちの手取りに響きます。特に保証書(ギャランティカード)やブレスレットの余りコマは重要です。

  • 保証書の欠品:10,000円~20,000円の減額
  • 余りコマの欠品:3,000円~10,000円の減額

これらは、探すだけで回避できる減額です。売却を決める前に、家の引き出しやクローゼットを徹底的に捜索してください。

2. 自分でできる範囲で清掃する

柔らかい布で皮脂やホコリを拭き取るだけでも、時計の印象は良くなります。「大切に使われてきた」という印象が査定士に伝われば、交渉もスムーズに進みやすくなります。ただし、研磨剤などで磨くのは逆効果になるため厳禁です。

オメガはどこで売るべきか? モデル別「最適な買取業者」

「二極化」しているオメガは、モデルのクラスによって売るべき業者が異なります。

戦略1:「資産クラス」(スピードマスター、限定シーマスター)の場合

推奨:「時計・宝飾品専門店」

これらの専門店は、時計の専門知識が豊富で、希少なモデルの価値を正しく評価してくれます。時計の買取価格が良心的であるとの評価も多く、高額査定が期待できます。

戦略2:「一般クラス」(旧デビル、コンステ)または「不動品」の場合

推奨:「総合買取店」

これらの総合買取店は、「修理やオーバーホールの有無を問わず査定できる」柔軟性が強みです。専門店に「一般クラス」の時計を持ち込むと、在庫として敬遠され、低い査定額を提示されるリスクがありますが、総合買取店は「不動品」も含めて幅広く買い取ってくれます。

結論:オメガ売却の成功は「モデルの見極め」と「業者選び」

本記事の分析を要約します。

  1. オメガ市場は「資産クラス(スピードマスター等)」と「一般クラス(デビル等)」に二極化しています。
  2. 時計が止まっていても、絶対に修理やオーバーホールには出さないでください。修理代の分だけ損をします。
  3. 付属品(箱、保証書、コマ)は、減額を避けるために必ず探してください。
  4. 「資産クラス」は専門店(コメ兵など)へ、「一般クラス」や「不動品」は総合買取店(買取大吉など)へ売るのが賢い戦略です。

ご自身のオメガの価値を最大限に引き出すために、「ウリトク」で最適な買取業者を見つけてください。

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この記事を書いた人

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