引越しは「家電の棚卸し」が一気に進むイベントです。とはいえ、ファミリーの引越しはやることが多すぎて、家電売却まで手が回らないことも多いです。 この記事では、買取対応の引越し業者(提携サービス含む)と家電買取専門店を、年式基準・費用・具体例で比較し、最短で損しにくい進め方を専門的にまとめます。
先にひとこと段ボールは放っておくと増殖する気がしますが、たぶん気のせいではありませんです。だからこそ「売れる家電を先に逃がす」のが効きますです。
※サービス内容は支店・提携先・時期で変わる場合がありますので、最終判断は各社の案内ページで確認するのが安全です。
結論:ファミリーは「高く売れる物だけ専門店」「残りは引越し動線に乗せる」が効率的です
「諦めたらそこで査定終了です。」…と言いたいところですが、ファミリーは時間が最強の敵です。諦めずに、優先順位だけつけて勝ちにいくのが現実的です。
私の見解としては、引越しの家電売却は「最高値を狙う競技」よりも「期限内に手戻りなく現金化(またはコスト回避)するプロジェクト」です。 そのため、次の三段ロケット戦略が最も失敗しにくいです。
- 高額・高年式(目安:製造5年以内)の家電は、専門店(出張・一括査定)で先に売るです。
- 小型家電や雑多は、宅配買取で「まとめて箱に詰める」方式に寄せるです。
- リサイクル法対象で古い/売れないものは、法に沿って安全に処分(回収)するです。
ポイントです。 引越し業者の買取は「高値」よりも「同日に片付く確実性」が価値になる場面が多いです。 逆に専門店は「高値」や「幅広い売り先」を狙えますが、段取りが増えるので、家族会議(=誰がやるのか)もセットで必要です。
引越し業者と専門店の比較(早見表)
| ルート | 向いている家電 | 価格の期待値 | 手間 | スピード | 使いどころ |
|---|---|---|---|---|---|
| 引越し業者の「引越し時買取」 | 状態が良い・再販しやすい家電(対応品目は業者次第) | 中〜低(ただし引越し費用に充当できる場合あり) | 少 | 速(引越しと同時) | 「高く売る」より「当日片付く」が優先の家庭です。 |
| 引越し業者の提携「宅配買取」 | 小型家電、周辺機器、雑多(大物は対象外になりやすい) | 中 | 中(梱包は必要) | 中 | 段ボールと一緒に片付けたい家庭です。 |
| 家電買取専門店(出張・店頭) | 冷蔵庫・洗濯機・テレビなど大型家電、高年式、人気モデル | 高(相見積もりで伸びやすい) | 中(予約・査定対応) | 中〜速 | 「少しでも回収額を上げたい」家庭です。 |
| 一括査定サイト | どれに頼むか迷う家電全般 | 高(競争が起きやすい) | 中(連絡対応は発生) | 中 | 「比較が面倒」を一気に解決したい家庭です。 |
| 法に沿った回収・処分 | 古い・故障・売れない家電 | 0(むしろ費用が出る) | 中 | 中 | トラブル回避が最優先の家庭です。 |
買取対応の引越し業者・提携サービス(全国想定)
サカイ引越センター:引越し時買取は「一部地域」、グループの買取網は広いです
- 引越し時の買取は一部の地域のみの案内になっているため、まず見積もり時に確認するのが前提です。
- 一方で「リユース&買取のサカイ」では、訪問・LINE・郵送宅配・店舗持込の買取導線が用意されています。
- 訪問買取は大阪府・兵庫県のみと明記されているため、全国の家庭では郵送宅配やLINE査定が現実的です。
- 生活家電・AV機器など複数カテゴリを扱うため、「家電だけでなく周辺も一緒に整理したい」家庭に向きます。
- 家電リサイクル法対象(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機)は有料引取の案内があり、ピアノは提携先(ヤマハピアノサービス)の査定導線が示されています。
参考リンク:処分品・不用品(FAQ)
アート引越センター:買取より「法対象家電の回収」と支払いの柔軟性が強みです
- 引越し時に処分できる家電は家電リサイクル法対象(テレビ・エアコン・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫)に限定される案内です。
- 上記以外の家電や小物は「自治体での処分をお願いする」旨の案内があり、買取のワンストップには寄りにくいです。
- 一方で支払いは、現金・カードに加え、PayPayやメルペイなどのQR決済に対応している案内があり、家計管理の面で助かる家庭もあります。
- 「不用品をメルカリで売って、その売上で引越し代を払う」という導線も公式ページで紹介されています。
参考リンク: 不用品処分・回収(FAQ) / 料金の支払い方法
アーク引越センター:無料の宅配買取(小物中心)で「引越しついで整理」に強いです
- 書籍・CD・洋服などを無料ダンボール(最大5箱)で宅配買取できる案内があり、引越しで出やすい「ついで品」に強いです。
- ピアノは電話で価格案内→買取の導線が示されています。
- 大型家電を丸ごと買い取るというより、小物・趣味品・衣類の整理で段ボール数を減らす目的に向きます。
参考リンク:不用品の買取(公式案内)
ハート引越センター:提携の宅配買取で「箱で送る」整理ができます
- 「家具・家電買取サービス」として、提携先の宅配買取へ誘導するキャンペーン案内があります。
- 一方で「不用品処分は取扱いしていない」というFAQもあるため、買取(売る)と処分(捨てる)で窓口が分かれる点に注意が必要です。
- 提携先のワットマン(宅配買取)は、お客様負担0円、買取ジャンル200種類以上、離島を除く全国集荷の案内があり、梱包資材は集荷ドライバーが持参する方式です。
- 宅配はサイズ制限(3辺合計160cm超は不可)や、1回の申し込みで発送できる箱数(2箱まで)などの条件があるため、家庭の物量が多い場合は回数を分ける設計が必要です。
参考リンク: 家具・家電買取サービス(ハート) / 宅配買取(ワットマン) / 不用品処分のFAQ(ハート)
アリさんマークの引越社:処分品引取は有料、買い取りは「一部は可能性あり」です
- 便利なプランの案内で、引越し時の処分品の引取り(有料)が掲載されています。
- 同ページには「一部買い取りできる物もある」旨が記載されているため、売りたい家電がある場合は見積もり時に営業担当へ確認するのが確実です。
- 「買い取り確定の制度」ではなく「要相談」寄りのため、時間がない家庭ほど専門店ルートも並走すると安全です。
参考リンク:さらに便利なプラン(処分品の引取り)
引越し業者ルートのプロ視点:査定が渋いのは「意地悪」ではないです
- 引越し業者は「運ぶプロ」なので、買取は提携・地域限定・対象限定になりやすいです。
- 買取額は「再販ルート」「在庫」「整備コスト」「回収の手間」で決まるため、同じ冷蔵庫でも時期で変動します。
- だからこそ、引越し業者は“高値狙い”より“当日片付く価値”で評価すると納得しやすいです。
家電に個人情報が残る機器(レコーダー、スマートTV、Wi-Fiルーターなど)は、初期化してから渡すのが鉄則です。買取不可条件に「個人情報が残っているもの」を挙げる業者もあります。
家電買取専門店・チェーンの使い分け
買取王子:宅配でまとめ売り、実績データが見えるのが強いです
- 公式ページで、買取成約率93.2%(2025年1月〜2025年12月)や年間査定点数476万点、累計ご利用件数138万件(2025年12月まで)といった指標が公開されています。
- 送料・引取料・査定料などが無料の案内で、輸送保険は通常30万円までという記載もあります。
- 家電は「説明書や箱がなくてもOK」の例示がありつつ、目安として製造5年以内で正常動作など条件が示されています。
- 参考買取価格の表示例として、例えば「iPhone 15 Pro 512GB 110,000円」などの記載があり、相場感の目安にできます。
参考リンク:買取ジャンル一覧(60種類以上)
ハードオフ:店頭・宅配・アプリ・出張で選べる「逃げ道の多さ」が魅力です
- 公式情報として、グループ店舗数が1000店舗を突破した旨が掲載され、店舗検索ページでは全店舗数1070と表示されています。
- 家電の買取基準は、FAQで「オーディオ製品は年式問わず、その他は基本的に製造後7年以内」と明記されています。
- 買取方法は店頭買取に加え、宅配買取、オファー買取(最大5件のオファーが届く仕組み)など選択肢が多いです。
- 首都圏では東京23区の出張買取も案内され、年間5万点以上査定するスタッフが訪問する旨の記載があります。
リサイクルネット:出張買取で大物を動かせますが、年式条件がシビアです
- 「重いもの・大きいものでも出張買取」の案内があり、引越しで出やすい大型家電に向きます。
- 一方で「メーカー発売日から3年以上経過しているものは買取不可」など条件が明記されています。
- 「本体に個人情報が残っているものは買取不可」という記載もあるため、初期化は必須です。
家電高く売れるドットコム:全国対応の出張・宅配・店頭で相場確認がしやすいです
- 大型家電を含む家電買取を掲げ、全国対応で出張・宅配・店頭の導線が用意されています。
- 総合サイトでは「買取品目10万種類以上」や「利用者940万人」などの実績表現があり、規模の安心材料になります。
- 「相場を先に知ってから動く」用途に向いています(引越し日が決まっている家庭ほど強いです)。
セカンドストリート:店頭+出張で、冷蔵庫などの運び出しを分離できるのが現実的です
- AV・生活家電の買取ジャンル案内があり、家電も取り扱っています。
- 冷蔵庫などは一部店舗で出張買取を行い、見積日と運び出し日を別日にできる旨も記載されています。
- 「小さい子どもがいて当日対応が難しい」家庭では、日程分離できるだけでストレスが減りますです。
参考リンク:出張買取
おいくら:一括査定で「比較の手間」を圧縮できます
- 複数のショップへ同時に査定依頼し、条件を比較できるサービスです。
- 自治体がリユース促進の文脈で紹介している例もあり、「比較して売る」行為自体の社会的な正当性が高いです。
- ただし連絡が増えやすいので、ファミリーは「対応する時間帯」を最初に決めておくと平和です。
参考リンク:ご利用ガイド
使い分けのコツです。
・冷蔵庫/洗濯機/大型テレビ:出張買取(専門店や一括査定)で先に出口を作るです。
・小型家電/周辺機器/雑多:宅配買取(まとめ売り)で箱に封印するです。
・オーディオ:年式よりも状態とモデルで価値が出るため、オーディオに強い販路(例:ハードオフの年式例外)も検討するです。
家電リサイクル法と処分費用の現実
「売れなかった家電」を処分する場合、特に注意が必要なのが家電リサイクル法(経済産業省)です。 対象はエアコン、テレビ(ブラウン管・液晶・有機EL・プラズマ)、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機です。 つまり、有機ELテレビも「対象」です。ここ、うっかりすると財布が泣きますです。
注意です。「無料回収」をうたう無許可業者に渡すのは危険です。家庭ごみの回収には市区町村の許可や委託が必要で、「産業廃棄物処理業の許可」や「古物商の許可」では回収できない旨の注意喚起が環境省から出ています。
参考:環境省の注意喚起(無許可回収業者)
処分費用は「リサイクル料金」+「収集・運搬料金」です
リサイクル料金はメーカー・サイズで変わります。確認は家電リサイクル券センター(RKC)の料金表が確実です。 さらに、回収して運ぶ費用(収集・運搬料金)は小売店などが設定します。
具体例:エディオンの掲載料金(2025年4月1日現在の表示)
例としてエディオンの家電リサイクル案内では、国内主要メーカーのリサイクル料金として以下が掲載されています。 「売れない家電」のコスト感を掴むのに役立ちますです。
| 品目 | リサイクル料金(例) | 収集・運搬料金の例(配送時引取・買い替えの場合) |
|---|---|---|
| 家庭用ルームエアコン | 990円 | 1,100円(例) |
| 薄型テレビ(16V型以上) | 2,970円 | 1,650円(例:33インチ以上) |
| 冷蔵庫・冷凍庫(171L以上) | 4,730円 | 1,650円(例:251L以上) |
| 洗濯機・衣類乾燥機 | 2,530円 | 1,650円(例:洗濯機) |
ここが大事です。「処分すると数千円〜一万円前後が出ていく」ケースが普通にあります。 だからこそ、買取に出せる年式・状態なら早めに売るだけで、実質的に家計が助かることが多いです。
失敗しない段取り(引越し1か月前から)
引越し4週間前:売る家電を「選別」して、写真と型番を確保するです
- 家電のメーカー名・型番・製造年をメモするです(冷蔵庫は扉の内側、洗濯機は側面などにシールが多いです)。
- 付属品(リモコン、棚板、給水ホース、説明書)が揃っているか確認するです。
- 写真は「正面」「型番シール」「傷や汚れ」「付属品」を撮るです。ここで査定の往復が減ります。
引越し3週間前:高額・大型は「出張買取」か「一括査定」で先に出口を作るです
- 大型家電は、家電高く売れるドットコムやリサイクルネット、セカンドストリートの出張買取などで動かすです。
- 比較が面倒ならおいくらで一括査定して「高いところだけ」対応するのが現実的です。
引越し2週間前:小物家電は「宅配買取」で箱に封印するです
- 宅配まとめ売りなら買取王子が分かりやすいです(実績指標が公開され、箱も無料の案内があります)。
- 引越し業者の提携導線を使うなら、アーク引越センターの宅配買取や、ワットマンの宅配買取の条件を確認して、箱数・サイズを先に設計するです。
引越し1週間前:売れない家電は「回収・処分」の予約を確定するです
- 家電リサイクル法対象は、制度に沿って手配するです。
- 引越し業者に回収を頼めるかは、サカイ引越センターやアート引越センターの案内のように「対象品目が限定」されることが多いので、必ず見積時に確認するです。
- 「無料回収」系の広告は避け、無許可回収の注意点を知っておくとトラブルを回避しやすいです。
ファミリー向けの小技です。
「売る家電」と「運ぶ家電」を、冷蔵庫の扉に貼る紙で分けると、家族全員が迷子になりにくいです。
迷子になると、家電より先に大人のメンタルがリサイクルされそうになりますです。
まとめ
引越しの家電売却は、「高く売る」こと自体が目的になると、時間と連絡対応で家庭が燃えますです。 私の結論は、家電売却を“決算”として捉えると意思決定が速くなります。
- 利益の大きい家電だけ専門店や一括査定で回収額を狙うです(冷蔵庫・洗濯機・大型テレビが代表格です)。
- 利益が小さい家電は、宅配まとめ売りで「時間コスト」を削るです。
- 売れない家電は、リサイクル法に沿って安全に処分し、無許可業者を踏まないです。
そして最後に、引越し業者の買取は「価格が低いからダメ」ではなく、引越しの当日に片付く価値があるのが本質です。 価格と手間のバランスを取った家庭ほど、引越し後の段ボール開封も早い傾向があります(体感です)。 どうか新居で、段ボールと「いつか開ける気持ち」が同居しない未来を選んでほしいです。
関連リンク(制度・料金の確認)

