結論から言うと、アート引越センターは「買取」ではなく、家電リサイクル法対象4品目の「引取による処分」対応が中心です。現金化したい場合は、別の買取サービスと併用するのが現実的です。
この記事でわかること
アート引越センターの家電買取はあるのか
アート引越センターの公式案内では、引越し時に不要になった家電について、 家電リサイクル法対象製品(テレビ・エアコン・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫)は「お引取による処分」が可能とされています。 一方で、家電リサイクル法対象外の家電や、家具・小物などの処分引取はできない旨も明記されています。 詳細は公式FAQをご確認ください。
公式FAQ:不要な家電製品を処分したい公式:暮らしコンシェルジュ(FAQ)
つまり「引越しと同時に売る」は成立しにくいです
アート引越センターで完結するのは、基本的に「処分の手配」です。 買取(現金化)を目的にすると、別途リユース事業者の買取を手配する必要があります。 引越し当日は時間がタイトになりやすく、家族世帯では「大型家電の搬出・子どもの対応・行政手続き」が重なるため、 売却と引越しを同日に詰め込むほど失敗リスクが上がりやすいです。
前提知識:家電リサイクル法の対象と「処分費用」の考え方
家電リサイクル法では、一般家庭から出るエアコン、テレビ、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機などが対象です。 処分の際は、一般にリサイクル料金や収集運搬費が発生します。 制度の全体像は経済産業省のページがわかりやすいです。
主要4社の比較表(家族世帯向けに重要ポイントだけ)
| サービス | 向いている家電 | 買取方法 | 家族世帯の注意点 |
|---|---|---|---|
| リコマース 宅配中心 | 小型〜中型の家電(箱詰めできる範囲) 大型商品は宅配対象外として別サービス案内があるため要注意です。 | 宅配キット・集荷・送料・査定・返送料が無料の案内があります。 支払いはAmazonギフトカードです。 | 製造から5年以上経過した物は取扱いできないとの記載があるため、年式チェックが必須です。 現金ではなくギフトカード受取になる点も家計管理上の好みが分かれます。 |
| BOOKOFF 店頭+出張 | 店舗によって家電の対応幅が異なります。 出張買取センターでは「大型家電は取り扱いがない」旨の記載があるため、申込先の条件確認が重要です。 | 店頭買取のほか、出張(センター型・店舗型)など複数手段があります。 | 冷蔵庫・洗濯機など大型家電が対象外になるケースがあるため、引越しで困りやすい家電ほど事前確認が必要です。 出張は「預かり→後日振込」になる案内もあるため、当日現金化を期待しすぎない方が安全です。 |
| セカンドストリート 大型に強い | 大型家電・大型家具に強い案内があります。 大型家電は「製造から10年以内」、大型家具は「購入から15年以内」など条件の目安が示されています。 | 出張・査定・搬出手数料が無料の案内があり、その場で現金支払いの手順が示されています。 | 建物の養生は行わない、戸建・メゾネットでは2階からの大型搬出は行わないなどの注意があるため、設置場所の確認が重要です。 引越し日が決まっている場合は予約時に伝える案内があり、早めの手配が向きます。 |
| ハードオフ 選択肢が多い | オーディオ・PC・家電など幅広いジャンルの案内があります。 アプリの「オファー買取」では家電ジャンル例も提示されています。 | 店頭・出張・アプリ(オファー買取)・宅配の4つの買取方法が案内されています。 | オファー買取は上位5件のオファーから選ぶ仕組みで、必ずオファーが付くとは限らない案内です。 東京23区内に専用出張買取サービスの案内もあり、地域によって使い分けが必要です。 |
各社のサービス内容をもう少し深掘りします
アート引越センター:できるのは「処分の引取」中心です
対象になりやすい家電テレビ・エアコン・洗濯機・乾燥機・冷蔵庫などの家電リサイクル法対象製品です。
できないこと家電リサイクル法対象外の家電や家具、小物類の処分引取はできない旨の案内があります。
依頼のタイミング引越し見積り時に営業担当へ相談する案内です。
参考リンク:アート引越センター公式FAQ
リコマース:宅配で完結しやすいですが年式条件が厳しめです
全部無料の範囲宅配キット・集荷・送料・査定・返送料が無料の案内です。
支払い買取金額はAmazonギフトカードで支払う案内です。
数字の根拠申込1回あたりの買取金額の平均が6,067円(2023/01〜2024/01)という掲載があります。
重要なのは「取扱いできない商品」の条件です。公式ページ上で製造から5年以上経過した物は取扱いできない旨が示されています。 また、大型商品は宅配ではなく別サービス案内があるため、冷蔵庫や洗濯機のような大型家電は最初から別手段を検討した方がスムーズです。
具体例として、買取実績ページには「買取価格」の掲載があり、たとえば美顔器が16,200円、ミシンが4,800円、小型プロジェクターが7,329円などの例が確認できます。 ただし、査定金額は時期により変動し保証されない旨も同ページで注意喚起されています。
公式:リコマース公式:家電の買取実績参考:Amazonの買取サービス案内
BOOKOFF:全国規模ですが大型家電は「センター型」で対象外が目立ちます
BOOKOFFの家電買取ページでは、 全国600を超える店舗で家電買取を実施している案内や、出張費無料の出張買取に触れた案内があります。 一方で、出張買取センター一覧では 「大型家電は取り扱いがない」旨の記載が複数確認でき、引越しで困りやすい冷蔵庫・洗濯機はセンター型では難しい場面が出やすいです。
さらに、地域の出張ページでは買取ジャンルとして家電が挙がる一方で、 冷蔵庫・洗濯機・大型家電は対象外と明記されている例もあります。 BOOKOFFを使う場合は、「どの出張形態か(センター型か店舗型か)」と対象家電の範囲をセットで確認するのが安全です。
公式:デジタル家電の買取公式:選べる4つの買取方法公式:出張買取センター一覧
セカンドストリート:引越しで売りたい大型家電・家具に現実的です
出張買取のガイドでは、 出張買取が大型家電・家具対象で、出張・査定・搬出手数料が無料と案内されています。 家族世帯で負担になりやすい「搬出」を含めて無料の設計は使いやすいです。
大型家電の目安製造から10年以内と案内されています。例外として、オーディオやレンジなどは11年以上前でも買取する場合がある旨も示されています。
大型家具の目安購入から15年以内と案内されています。
サイズの目安縦・横・奥行の三辺が350cm以内と案内されています。暖房器具は製造から5年以内の注意もあります。
さらに、手順として引越しなどで日程が決まっている場合はその旨を伝える案内があり、 引越しのスケジュールに合わせて予約を組みやすいです。 一方で、建物の養生は行わない、戸建・メゾネットの2階から大型品の運び出しは行わないなどの注意があるため、 冷蔵庫や洗濯機の設置場所によっては事前の段取りが必要です。
ハードオフ:方法が多く、家電の種類で使い分けしやすいです
ハードオフの「売りたい」では、 店頭買取・出張買取・オファー買取・宅配買取の4つの方法が案内されています。 引越し前後は予定が乱れやすいので、選択肢が多いのは強みです。
オファー買取の仕組みオファー買取ガイドでは、上位5件のオファーから選んで集荷・買取依頼できる案内です。
店舗規模の目安Google Playのアプリ説明で、全国約900店舗から査定オファーが届く旨の記載があります。
宅配買取のコストハードオフ宅配買取では、手数料・送料が0円の案内があります。
ただし、オファー買取は必ずオファーが付くとは限らない案内もあるため、 引越し直前に「売れる前提」で組むのは危険です。 東京23区内に専用の出張買取サービスがある案内もあるので、居住地によっては出張の方が確実性が高いです。
公式:ハードオフの買取方法公式:オファー買取ガイド公式:ハードオフ宅配買取公式:出張買取(案内)
引越しと同時に売るのは損なのか
「金額だけ」で見ると、引越し当日にまとめて手放すほど損をしやすいです。 理由はシンプルで、引越し当日は時間制約が強く、売却先の比較や査定条件の調整ができずに「条件の悪い出し方」になりやすいからです。 一方で、家族世帯では時間と手間が最大のコストになりやすく、必ずしも「高く売る」が最適解とは限りません。
損になりやすいケース
- 大型家電を宅配で売ろうとして詰む(そもそも対象外だったり、年式条件に合わないことがあるためです)
- 出張対象エリア・搬出条件の確認が遅い(予約枠が埋まり、処分に回って費用が増えがちです)
- 「現金化したい」のに支払い手段が合わない(ギフトカード支払いなど、家計の都合に合わない場合があります)
損を回避しやすい段取り(家族世帯向け)
- 引越し日から逆算して2〜3週間前には方針決定をおすすめします。大型家電は出張枠が鍵になりやすいです。
- 冷蔵庫・洗濯機など大型は出張前提で、セカンドストリートのように年式条件が明示されるサービスで可否判断を早めに行うのが堅実です。
- 小型家電は宅配でまとめ売りが効率的です。リコマースは平均買取額など数字が公開されており、期待値を持ちやすいです。
- 売れない前提の「処分ルート」も同時に確保します。アート引越センターの処分引取(家電リサイクル法対象)を使うなら、見積り時点で相談しておくと安心です。
まとめ:家族世帯は「二段構え」が最適解になりやすいです
家族世帯の引越しは、当日の負荷が高くなりやすいです。 私たちの見立てでは、高く売る努力を引越し当日に寄せるほど、失敗コストが膨らみやすいです。 そのため、最初から「売る(買取)」と「捨てる(処分)」を分けて設計する二段構えが最も再現性が高いと考えます。
- 大型家電:年式・搬出条件を満たすなら出張買取を先に確保し、ダメなら処分へ切り替えるのが合理的です。
- 小型家電:宅配買取でまとめて片付け、引越し当日のタスクを減らすのが合理的です。
- 時間がない:現金化の上振れより、家事・育児・手続きの安定運用を優先した方が、結果的に満足度が上がりやすいです。

