スズキ・アルト売却【完全ガイド】最高額で手放す賢いヒントと安心業者の見極め方

更新情報

• 2025円12月11日　買取業者リストの詳細を追加
• 2025年11月26日　年式＋走行距離別 平均買取価格情報と解説漫画を追加しました。
• 2025年11月27日　よくある質問を追加しました。

記事に掲載されている買取価格は参考価格となります。相場、状態により変わります。

高く取引されるアルトは？— 人気モデルと査定のポイント

「高く取引される商品は？」への回答は、アルトの市場価値が、大きく分けて「標準モデル（実用車）」と「趣味のモデル（嗜好品）」の二極化が進んでいるという点に集約されます。

コラム：別格の人気を誇る「アルトワークス」

まず、アルトの中でも「アルトワークス」（特に2015年以降に復活したHA36S型）は、標準のアルトとは全く別の車として市場で評価されています。これは、もはや「実用車」としての価値基準（減価償却）から完全に切り離された存在です。

驚くべきは、その価格維持率です。例えば、2020年式のアルトワークス（走行距離約5,500km）が152.3万円という高額で取引された実績があります。

さらに注目すべきは、年式が経過した車両の事例です。2016年式（取材時点で9年落ち）、走行距離41,200kmのマニュアル（MT）車が、新車価格（約150万円）に肉薄する125万円という査定額を提示されたケースが報告されています。9年経過した軽自動車が、新車時とほぼ同等の価値で評価されるというのは、異常事態とも言える価格高騰です。

この背景には、現代の自動車市場では希少となった「軽量ボディ・ターボエンジン・マニュアルトランスミッション」という、運転を楽しむための要素が凝縮されている点が、自動車愛好家の心を掴んで離さないためです。新車市場からこのような「アナログなホットハッチ」が消えつつある今、中古車市場での需要が供給を完全に上回り、価格が吊り上がっています。

したがって、アルトワークス（特にHA36SのMT車）のオーナー様は、ご自身の車が「コレクターズアイテム」としての価値を持っていることを強く認識し、標準車と同じ感覚で安易に売却すべきではありません。

標準モデルの査定ポイント

一方、アルトワークス以外の「標準モデル」のアルトは、非常に堅実な「実用車」としての評価を受けます。査定のポイントは明確です。

• 年式と走行距離: 価値を決める最大の要因です。例えば、2020年式（5年落ち）の「S」グレード（4WD、アップグレードパッケージ装着車）の場合、走行距離が2万キロであれば買取相場は24.9万円〜51.4万円の範囲ですが、これが8万キロになると17.7万円〜40.6万円まで下落します。
• 古い年式: 2010年式では1万円〜20万円、2014年式では3万円〜81万円と、年式が古くなれば、その分価格は着実に下がっていきます。
• その他: 人気のカラー（白、黒、シルバー）、グレード（装備の充実した「S」や「L」など）、外装の傷やへこみ、内装の清潔感、そしてメーカーオプション（ナビや安全装備）の有無が、査定額を左右します。

ここで、標準モデルに関して非常に興味深い市場データがあります。最新の調査では、現行モデル（HA37S/HA97S型、1〜3年落ち）のリセールバリュー（新車価格に対する残存価値）が最大57.6%であるのに対し、旧モデル（HA36S型、4〜5年落ち）のリセールバリューが最大66.6%となっています。

これは通常では考えにくい「逆転現象」です。つまり、市場は「新型よりも、旧型のHA36S（2014年〜2021年）のシンプルなデザインや機能性を高く評価している」可能性を示唆しています。

もし、アルトワークスではない標準のHA36S型にお乗りの場合、そのモデルは「非常に値落ちしにくい、市場から愛されているモデル」であると言えます。これは、売却時の価格交渉において、自信を持ってよい重要なポイントです。

年式 ＆ 走行距離での平均買取金額

新しい物などは、年式や走行距離によって買取相場がかなり異なります。

3年落ち（2022年式）走行距離別 買取相場

走行距離や型式、状態で、買取の幅がかなりあります。※誤差８０万

ちょうどモデルチェンジの過渡期に位置する。2021年12月にフルモデルチェンジを果たした9代目（HA37S型）と、熟成の極みに達していた8代目（HA36S型）の最終モデルが混在

指標	価格（税込）	分析
平均買取価格	562,252円	新車価格（約100～130万円）に対し、残価率45～55%を維持。軽セダンとしては極めて優秀。
最高買取価格	928,270円	上位グレード（HYBRID Xなど）や、8代目の「ワークス」最終型が含まれる数値。
最安買取価格	152,040円	事故現状車や過走行の商用バンモデルがこの層を形成。

5年落ち（2020年式）走行距離別 買取相場

8代目（HA36S）の後期モデル

走行距離	買取相場レンジ（万円）	相場変動の考察
2万km	24.9 ～ 51.4	新車時の半値程度を維持。セカンドカー需要で即売れするため高値安定。
4万km	21.3 ～ 46.0	標準的な走行距離。2万kmとの差額は僅少であり、距離よりも内外装の状態が重視される。
6万km	19.2 ～ 42.9	6万kmを超えても上限40万円台を維持するのは驚異的。
8万km	17.7 ～ 40.6	ここからやや下落圧力がかかるが、依然として底堅い。
10万km	16.5 ～ 38.9	10万kmを超えても下限が16.5万円。廃車価格の3倍以上の価値が残る。

10年落ち（2015年式）買取相場

日本国内において「10年落ち」は廃車の代名詞ですが、2015年式のアルトは、前年末にフルモデルチェンジしたばかりの8代目（HA36S）初期型にあたり、年数は経過していても、設計思想や基本性能は比較的新しい世代の車両である為、相場を異例の高水準に保っています。

カテゴリ	価格帯（万円）	分析
全体平均	約20.3	前月比+2.1%の上昇傾向。10年落ち軽自動車としては破格。
最高値	63.6	これもワークスやターボRS、あるいは極低走行のXグレードが牽引。
最安値	7.7	ここが重要。「0円」ではなく、最低でも7万円台の価値がある。

12〜13年落ち（2012〜2013年式）買取相場

指標	価格（税込）	分析
平均買取価格	157,550円	13年落ちで15万円オーバーは、国産コンパクトカーを凌駕する水準。
最高買取価格	294,980円	4WDモデルや特別仕様車、極低走行車。
最安買取価格	86,520円	下限が8万円台で強固にサポートされている。

15年落ち（2010年式）買取相場

指標	価格（税込）	分析
平均買取価格	135,800円	13年落ち（約15.7万円）から、2年経過しても2万円程度しか下がっていない。
最安買取価格	80,640円	ここが「アルトの底値（フロアプライス）」である。

まとめ：買取相場の平均

• 3年落ち: 約56.2万円（残価率高・新車代替需要）
• 5年落ち: 約25～51万円（安定期・グレード差大）
• 8年落ち: 約48.6万円（※ワークス効果による統計上の上振れに注意。標準車は15～20万円想定）
• 10年落ち: 約20.3万円（HA36S効果で高値維持）
• 13年落ち: 約15.8万円（輸出・部品需要への転換点）
• 15年落ち: 約13.6万円（強固な底値形成）

アルト「専門」の買取業者はいるのか？

「買取専門業者はいるのか？」についてです。このご質問には、まず「専門家」の定義を再考する必要があります。

リサーチした限り、「スズキ・アルト専門買取店」といった特定の看板を掲げて全国規模で展開している業者は見当たりません。

おそらく、ご質問の意図は「アルトの価値を深く理解してくれるマニアックな専門店」をイメージされているかもしれません。しかし、アルト（ワークスを除く）は、毎月数千台が売買される「超・大衆車」です。

このような大衆車の場合、本当の専門家とは「その車種の取引データを、日本で最も多く持っている組織」です。

その観点では、累計取引台数550万台以上を誇るガリバーや、540万件以上の利用実績を持つナビクルのような、全国規模の大手買取チェーンこそが、最強の「アルト専門家」であると言えます。

彼らは「この年式、この走行距離、この色のアルトが、今、日本のどこで一番高く売れるか」をリアルタイムの膨大なデータで把握しています。小規模な専門店が持つ「経験や勘」ではなく、「ビッグデータ」に基づいて値付けを行うため、販売のリスクが低く、結果として高い買取価格を提示できるのです。

「ディーラー下取り」と「買取店」どちらを選ぶべき？

新車への乗り換え時、「手続きが楽だから」とディーラーで下取りに出す方は多いですが、ちょっと待ってください。

スズキディーラーは評判が良いけれど…

正規ディーラーは、接客やアフターサービスの評判が非常に良く、安心して任せられます。しかし、査定額に関しては「規定の基準」があるため、市場のプレミア人気（特にワークスなどの改造点や希少性）が反映されにくいのが現実です。

「数万円の差なら安心を買いたい」という方はディーラー下取りで問題ありません。しかし、「少しでも高く売りたい」「社外パーツも評価してほしい」という方は、買取専門店を選ぶべきです。

【全国規模】おすすめ車買取業者リストと各社の特徴

先ほど定義した「実質的なアルト専門家」である、全国規模の主要な買取チェーンをご紹介します。

各社のウェブサイトを詳細に分析すると、彼らが「高価買取」を謳うのは当然として、本当に差別化を図ろうとしているポイントは「取引の安心感」であることがわかります。

中古車売却でよくあるトラブル（例：「契約後の減額要求」）をいかに未然に防ぎ、スムーズに取引できるか。業者選びは「最高額」だけでなく、「いかにトラブルなく、心地よく取引できるか」という「安心感」の好みで選ぶ時代になっています。

ガリバー

特徴: 業界最大手であり、「全国約460店舗」という圧倒的な販売ネットワークが最大の強みです。累計取引台数550万台以上の実績に基づき、「あなたの車を欲しい人が（全国のどこかに）必ず見つかる」という論理で高価買取を謳います。契約・書類が揃えば「最短2日」という入金スピードも、大きな特徴です。
注意点: 一部の利用者からは「しつこい営業電話」があったとの口コミも指摘されています。

カーセブン

特徴: 「安心」を最大の経営戦略として掲げる企業です。特に「5つの安心宣言」は、業界の悪しき慣習に不安を持つ消費者にとって非常に強力な内容です。
契約後の減額は一切なし契約当日、契約金の半額を前払い（上限50万円）キャンセルは7日間、電話一本で可能契約後のキャンセル料も一切不要売却車両は必ず自社（カーセブン）名義に変更これらは、中古車売却で最も多いトラブルへの具体的な対抗策であり、利用者の不安を徹底的に排除する姿勢を見せています。

アップル

特徴: こちらも「安心」を重視し、オリコン顧客満足度調査の「初めての買取店」部門で高い評価を得ています。「しつこい営業一切なし！」をウェブサイトで明言している点が特徴です。高価買取のロジックは、海外への独自の流通ルートや、中間業者を挟まない全国店舗での「ダイレクト販売」による中間マージンの削減です。

ラビット

特徴: 日本最大の自動車オークション「USSオークション」との強固な連携が最大の強みです。常に最新の「オークション相場（＝業者が仕入れる価格）」に連動して買取価格を算出するため、リアルタイムの市場価値に基づいた高値が期待できるというロジックです。

オートバックス

特徴: カー用品店としての圧倒的な知名度が、そのまま信頼感に繋がっています。最大の特徴は「査定価格を5日間保証」することです。その場で即決を迫られることなく、自宅でじっくり考える時間を与えてくれます。また、特許取得の査定システム「査定Dr.」により、査定士の勘や熟練度に頼らない公平な査定を目指しています。「しつこい電話営業はいたしません」と明記している点も安心材料です。

【重要】全国規模・主要買取業者の「安心」比較テーブル

ご自身に「結局、どこが自分に合っていて、安全なのか？」を判断できるように、各社が「消費者のどの不安を解消しようとしているか」を可視化した比較表を作成しました。

業者名	JPUC加盟	契約後の減額	キャンセル規定	入金速度	特徴的な「安心」施策
ガリバー	◯	言及なし	要確認	最短2日	圧倒的な取引実績
カーセブン	◯	一切なし	7日間OK・無料	当日半額	5つの安心宣言
アップル	◯	原則なし	7日間OK	要確認	顧客満足度No.1
ラビット	◯	言及なし	要確認	要確認	USSオークション直結
オートバックス	◯	原則なし	5日間の価格保証期間内	要確認	査定価格5日間保証
ネクステージ	◯	不明（トラブル例あり）	要確認	1週間〜2週間	「納得価格を一発提示」

*JPUC = 一般社団法人日本自動車購入協会（詳細は後述します）

「廃車業者に」売るという選択肢

「中古車として値段がつかない車」を引き取る業者、すなわち「廃車（Haisha）買取」業者（カーネクストやハイシャルなど）で売るとどうなるでしょうか？

先にご紹介した「中古車買取」業者は、買い取った車を再販することを前提に「商品価値」を査定します。これに対し、「廃車買取」業者は、車を資源（鉄）や部品として再利用することを前提に「資源価値」を査定します。

この価値基準の違いにより、中古車としては価値がゼロ（あるいは、逆に廃車費用を請求される）と見なされる車でも、驚くべきことに価格がつくケースがあります。

データ（アルトの廃車買取事例）:

• 2013年式 アルト（自走可）：60,000円
• 2011年式 アルト（自走可）：55,000円
• 2007年式 アルト（自走可）：60,000円
• 2009年式 アルト（走行46,000km）：6,000円
• 15年落ち以上の軽自動車（一般）：3,000円〜40,000円

これらのデータからわかるように、10年以上経過したアルトであっても、自走が可能であれば、部品取りや海外輸出のルートを持つ業者によって、数万円の価値が見出されることがあります。

もしお持ちのアルトが【10年落ち以上、走行10万km以上、車検切れ、あるいは事故・故障】などで、「中古車買取」業者の査定が1万円〜3万円程度、あるいは「0円」だった場合、諦めずに「廃車買取」業者にも相見積もり（セカンドオピニオン）を取るべきです。

中古車店が「再販できない」と判断した車でも、廃車買取業者は「資源・部品」として、6万円もの価値を見出す可能性があるのです。

必見！アルト売却で失敗しないための「重要注意点」

「注意点」についてです。売却プロセスで損をしたり、トラブルに巻き込まれたりしないための、最も重要な防衛策をまとめます。

書類の準備：軽自動車（アルト）の売却は手続きが簡単

多くの人が車の売却を面倒に感じる理由の一つが「書類の準備」です。特に「実印」の用意や、平日に役所へ行かなければならない「印鑑登録証明書」の取得は、心理的なハードルが高いものです。

ここで朗報です。アルトは「軽自動車」です。軽自動車の売却では、この最も面倒な手続きが不要です。これは、軽自動車オーナーの最大の特権です。

• 【アルト（軽自動車）の売却に必要なもの】
  1. 自動車検査証（車検証）
  2. 自賠責保険証明書
  3. 自動車リサイクル券（預託済みの場合）
  4. 軽自動車納税証明書
  5. 認印（シャチハタ不可）
• 【アルト（軽自動車）の売却に不要なもの（普通車では必要）】
  1. 実印 （不要です）
  2. 印鑑登録証明書 （不要です）
  3. 譲渡証明書・委任状（これらに代わり、業者が用意する「申請依頼書」や「自動車検査証記入申請書」に認印を押すだけで手続きが完了します）

※例外として、車検証に記載の住所と現住所が異なる場合、住民票の提出を求められることがあります。

この「手続きの簡便さ」を知っておくだけで、売却へのハードルは非常に低くなります。

高く売れる「ベストタイミング」はいつ？

車の価値は、基本的には1日ごとに下がっていきます。しかし、中古車市場全体の需要が高まり、その下落幅が緩やかになる、あるいは一時的に相場が上昇する「売り時」のシーズンが存在します。

• ベストな「シーズン」
  • 第1位：1月〜3月
    理由：4月からの新生活（就職・進学）に向けて、経済的で実用的な中古車（まさにアルトの得意分野です）の需要が爆発的に高まります。買取店は、この需要期に向けて在庫を確保するため、買取を強化します。また、3月は多くの買取店の決算期でもあります。
  • 第2位：9月
    理由：秋の転勤シーズンや、企業の半期決算（9月）に向けて、同様に需要が高まる傾向があります。
• 避けるべき「シーズン」
  • 4月や12月（年末）は、需要期が終わった直後であり、市場が落ち着くため相場が下がりやすい時期とされています。
• 車体個別の「タイミング」
  1. 車検が切れる前: 車検を通しても、その費用（数万円）以上には査定額は上がりません。費用が無駄になる前に売るのが賢明です。
  2. 自動車税の納付前: 軽自動車税の納付書が届く前の「3月末まで」に売却するのがベストです。
  3. 走行距離の大台に乗る前: 「10万km」といった大台に乗る直前。大台を超えると、査定額が一段階下がる可能性があります。
  4. モデルチェンジの前: 新型モデルが発表されると、旧型（ご自身の車）の価値は必ず下がります。

トラブル回避：安心な取引のために知っておくこと

車売却で「失敗した」という人の話は、ほぼ2つのトラブルに集約されます。その対策を知っておくことが重要です。

• トラブル1：しつこい営業電話（通称：鬼電）
  • 状況: 一括査定サイトを利用した途端、複数の業者から電話が鳴り止まなくなるケースです。
  • 対策: 「オートバックス」や「アップル」のように「しつこい電話なし」を明言する業者を選ぶか、「MOTA」のように「高額査定を提示した数社とのみ連絡を取る」というシステムを採用している一括査定サービスを利用します。
• トラブル2：契約後の減額（通称：二重査定）
  • 状況: 契約書にサインし、車を引き渡した後で、「査定時に見つからなかった傷があった」「機関に不具合があった」などと理由をつけられ、買取金額を引き下げられる、最も悪質なケースです。
  • 対策:
    1. 業者選び: 先の比較表で示した通り、「契約後の減額なし」を宣言している「カーセブン」や「オートバックス」（原則減額なし）を選ぶことが、最強の防衛策となります。
    2. 契約書確認: 契約書にサインする前に、「キャンセル料」や「減額に関する条項」がどのように書かれているか、必ず自分の目で確認しましょう。

コラム：信頼できるお店の目印「JPUC」とは？

比較表にも記載した「JPUC（一般社団法人日本自動車購入協会）」は、中古車買取業界の健全化を目指す「自主規制」団体です。ガリバー、カーセブン、アップル、ネクステージなど、多くの大手買取店が加盟しています。

査定前にすべき準備

査定前の簡単な準備も、スムーズな取引に繋がります。

• 清掃: 洗車や内装の掃除をしておきましょう。これは査定額を直接上げるためというより、「車を大切に乗られてきた」という良い心証を査定士に与え、不要なマイナス査定を防ぐためです。
• オプション: 純正のナビやエアロパーツ、ETCなどはプラス査定の対象です。社外品に交換している場合でも、純正品が残っていれば一緒に提示しましょう。
• データ削除: 車を引き渡す前に、カーナビに登録した「自宅住所」や「個人情報」、ドライブレコーダーの映像（SDカード）は、必ずご自身で削除・初期化してください。

まとめ：納得のいくアルト売却のために

この記事の結論として、スズキ・アルトを賢く、納得して手放すための戦略をまとめます。

1. まず、ご自身のアルトが「アルトワークス（趣味の車）」か「標準モデル（実用の車）」かを見極めます。
2. ワークスの場合、その「コレクター価値」を理解する業者（大手含む）に、強気で交渉します。
3. 標準モデルの場合、その価値は「年式・走行距離・時期」で決まります。ベストな時期（1月〜3月）を狙い、複数の「全国規模の大手（JPUC加盟店）」に見積もりを依頼します。
4. その際、提示された「金額」だけでなく、比較表を参考に「契約後の減額なし」「キャンセル料なし」など、ご自身が重視する「安心」を提供してくれる業者を選びます。
5. 万が一、大手の査定額が低すぎる（古い・過走行）場合は、「廃車買取」業者にセカンドオピニオンを求めます。
6. アルトは軽自動車なので、面倒な「実印」や「印鑑証明」は不要です。自信を持って、簡単な手続きで売却を完了させましょう。

「納得」のいく売却とは、最高額であることと同時に、プロセスがスムーズで安心できることです。この記事が、皆様の賢い売却の一助となれば幸いです。

よくある質問（Q&A）

普通自動車のように売るタイミングで自動車税の還付はありますか？

軽自動車税に「還付」はありません
普通車と違い、軽自動車税は月割りの還付がありません。4月1日時点の所有者に1年分の税金がかかります。売却を考えているなら、3月31日までに名義変更・抹消手続きが完了するように早めに動くことが、一番の節約になります。

 契約後の減額トラブルは何ですか？

車を引き渡した後に「不具合が見つかった」と言って減額を迫る業者には注意が必要です。契約前に「引き渡し後の減額はないか」を必ず確認するか、契約後の「減額なし」を宣言している業者を選びましょう。

スタッドレスタイヤなどのオプションはどうする？

北海道、青森、岐阜などの雪がふる地域で、冬の必需品のスタッドレスタイヤですが、使わない時に、車庫などにおいて忘れてしまうのは勿体ないです。　売却時は「純正ホイール（夏タイヤ）」に戻すのが基本で、状態の良いスタッドレスがあれば、車に積み込んで「プラス査定」を交渉しましょう。特に秋口は歓迎されます。