コストがかかる電話対応に朗報。月額3,000円台で始めるAI電話、「IVRy(アイブリー)」の実力と本音レビュー。そして買取業界へも導入が・・

忙しい店舗やオフィスの「電話が鳴り止まない」悩みを解決する方法は無いの?

「ランチタイムの忙しい時に電話が鳴って、接客の手が止まる」
「営業電話や間違い電話の対応だけで、スタッフの時間が奪われている」
「予約の電話を取り逃がして、お客様を失っている気がする」

毎日このような悩みを抱えていませんか?


特に飲食店やクリニック、少人数のオフィスでは、たった一本の電話が業務効率を大きく下げてしまうことがあります。

そんな「電話対応の悩み」を解決するツールとして、今、多くの小規模事業者から注目されているのがIVRy(アイブリー)です。

この記事では、実際にどのような機能があるのか、コストは本当にお得なのか、そしてあえて言及すべきデメリットも含めて、導入を迷っている方に分かりやすく解説します。

目次

そもそもIVRy(アイブリー)とは?何ができるの?

IVRyは、AI(人工知能)を活用した「電話自動応答サービス」です。簡単に言えば、あなたの代わりにAIが電話番をしてくれる賢いアシスタントです。

従来、大企業が導入していたような高額なシステムを、月額数千円からスマホやPCだけで簡単に使えるようにした点が画期的で、すでに40,000件以上のアカウントで利用されています。

主な機能とメリット

  • AIによる自動対応:「営業時間は〇〇です」といった案内や、「予約の方は1を」といった分岐対応を自動で行います。
  • 電話の見える化:通話内容はすべてAIが文字起こししてくれます。「言った・言わない」のトラブル防止や、カスハラ対策の記録としても役立ちます。
  • 通知機能:電話があったことをLINEやメール、SlackChatworkなどに即座に通知できます。
  • 予約システム連携:飲食店向けのレストランボードTableCheckなどと連携し、予約業務をスムーズにします。

「0円から」の真実と、実際のコスト

公式サイトには「0円から」と書かれていますが、これはあくまでテスト利用(30着電まで)の話です。本格的に業務で使う場合、費用は以下の3つの組み合わせになります。

  1. 基本プラン料金(月額または年額)
  2. 電話番号維持費(月額500円程度〜)
  3. 従量料金(通話料や転送料など)

おすすめのプラン選び

使い方によって選ぶべきプランが変わります。

プラン名月額目安こんな人におすすめ
スターター3,980円〜電話を「完全自動化」したい人。
予約はSMSでWebへ誘導し、人は電話に出ないスタイル。
スタンダード6,480円〜大事な電話だけ人が出たい人。
普段は自動応答、緊急時だけ携帯へ転送したい場合はこちら必須。

ここに注意!料金の落とし穴
「安く済ませよう」と思っていても、携帯電話への転送を多用すると注意が必要です。携帯への転送は30.8円/分の従量課金がかかります。転送ばかりしていると、予想外に高額になるリスクがあります。「なるべくAIで完結させる」設計にするのがコスト削減のコツです。

使ってみて分かった!正直な「良い点」と「気になる点」

どんなサービスにも長所と短所があります。リサーチ結果から見えてきた「本音」をお伝えします。

ここが最高!(メリット)

一番の評価ポイントは「圧倒的な使いやすさ」です。「機械音痴だから不安」という方でも、直感的に設定できる画面になっています。設定変更も自分でWebからすぐにできるため、「明日から臨時休業の案内を流したい」といった場合も業者を呼ぶ必要がありません。

ハルシネーション(幻覚)抑制のテスト検証がイベントで共有され、品質担保の取り組みが好評。テックブログではTwilio Preflightを使った通話品質診断が公開され、信頼性の高さがエンジニアから評価。

しつこい営業電話への対応ストレスから解放され、「本来の仕事(接客や施術)に集中できるようになった」という声が多く挙がっています。

現状はエンジニアからの評価や、インバウンド業務での事務的な対応に関しては一定の評価が上がってるようです。

ここは注意…(デメリット)

一方で、導入前に知っておくべき点もあります。

まず、「AI音声のイントネーション」です。やはり人間が話す言葉と比べると、少し機械的な違和感があります。高級店や、電話での温かみを最優先するお店の場合は、お客様がどう感じるか事前にテストすることをおすすめします。(ご自身の声を録音して使うことも可能です)

実際の不満としては・・・

AI声の違和感が気になるという指摘があり、要点は伝わるが慣れが必要。自動音声の案内が一方通行で不快、回線が切れる体験が悪いという声。

営業電話のAIが低レベルで、アポ取りが不十分。問い合わせ対応でAIが電話を切るケースがあり、納得いかないという不満。

AIならではのギコチなさや、違和感はやはり問題のようです。こういったAI電話サービスを企業が導入する事で、お客様自体が慣れてくれば別かもしれませんが、今はまだ黎明期の為、こういった声は今後も続きそうです。

また、多言語対応は英語・中国語・韓国語の主要3言語のみです。それ以外の言語が必要な場合は対応していません。

IVRyはどんな人におすすめ?

ここまでの内容をまとめると、IVRyは以下のような方にとって、最強の味方になります。

  • 飲食店・美容室・クリニックなど、予約や定型的な質問の電話が多い方
  • 少人数のオフィスで、営業電話に時間を奪われたくない方
  • 「言った・言わない」のトラブルを避けたい、会話を記録に残したい方
  • 初期費用をかけずに、すぐに電話対応を自動化したい方

逆に、「すべての電話に人間が丁寧に出たい」「機械音声は絶対に使いたくない」という場合は、IVRyよりも電話代行サービス(人間が対応するサービス)の方が合っているかもしれません。

IVRy 公式サイトをチェックする

まずは無料のトライアル期間を使って、「自分の声やお店の雰囲気に合うか」「どれくらい業務が楽になるか」を実際に試してみるのが一番の近道です。

電話のストレスから解放されて、もっと大切な「目の前のお客様」に向き合う時間を手に入れましょう。

買取業界へもIVRyが導入

業者向けではありますが、買取業界へもIVRyが導入されるようです。

株式会社IDOMが運営する中古車買取・販売店の「ガリバー」にて対話型音声AI SaaS「アイブリー」の順次導入が決定

BtoBの、オフィス電話と違い、BtoCで、どのようにIVRyが活用され、その品質がどのような物か、今後も注目があつまります。

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この記事を書いた人

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