そのモバイルバッテリー買取相場はいくら?高く売るためには、メルカリと買取業者どちらがオススメ? 捨てる場合の注意ポイントも

目次

「新しいのを買ったけど、古いのはどうしよう?」とお悩みですか?

スマートフォンやノートPCの買い替えと同時に、なんとなく手元に残ってしまった古いモバイルバッテリー。「消耗品だから売れないだろう」「処分の仕方がわからなくて引き出しに入れたまま」なんてことはありませんか?

実は今、モバイルバッテリーは単なる消耗品ではなく、重要な「エネルギー資産」として中古市場で高く取引されているのです。特に円安や原材料費の高騰で新品価格が上がっているため、質の良い中古品を求める人が急増しています。

この記事では、あなたが損をせず、安全かつスムーズにモバイルバッテリーを手放すためのポイントを分かりやすく解説します。

バッテリーの種類やメーカー、各買取業者の状況によって、モバイルバッテリーは買取ができなくなる場合がございます。ご注意ください。

記事の監修

【監修:瀬野 京子

ウェブライターの瀬野です。比較系サイトを取り扱うIT業界で、10年ほど情報リサーチやライティングを行っていました。
車関係や家電、PCなどの幅広いリサーチ経験を活かして、皆様に役立つ記事をお届けいます。

【専門分野・強み】

  • 自動車、バイク関係
  • 家電全般、美容器具関係
  • PC,スマホ,タブレット関係

※本記事は監修人とウリトク編集部の編集によって作成されています。

高く売れるバッテリーには「理由」がある

すべてのバッテリーが高く売れるわけではありません。市場で価値がつくポイントは大きく分けて3つあります。あなたがお持ちの製品と照らし合わせてみてください。

1. 出力(ワット数)が大きいほど高い

今のトレンドは、スマホだけでなくノートPCも充電できるパワフルなモデルです。

出力クラス主な用途買取期待度
〜18Wスマホ充電用低〜中
30WMacBook Airなど中〜高
65W以上一般的なノートPC
100W超ハイエンドPC極めて高い

特に65W以上の高出力モデルはビジネス需要が高く、すぐに買い手がつく人気商品です。

2. 信頼できるブランドであるか

発火事故などのリスクがある製品だからこそ、「どこのメーカーか」が価格を左右します。

  • Anker(アンカー):圧倒的な信頼性があり、中古でも指名買いされる王道ブランドです。
  • Apple(アップル):MagSafeバッテリーパックなどは、iPhoneとの連携機能により非常に人気があります。
  • CIO(シーアイオー):日本のメーカーで、小型高出力なモデルは回転率が良く人気です。

‼️ 値段がつきにくい・断られる可能性があるもの:

  • ノーブランド品、雑誌の付録、ノベルティ(記念品)などの簡易的なもの。
  • 発売から年数がかなり経過している古いモデル。
  • PSEマークが無い物

【最重要】売る前に必ず確認!「PSEマーク」の壁

ここだけは読み飛ばさないでください!
法律(電気用品安全法)により、現在日本国内ではPSEマークのないモバイルバッテリーの販売(個人のフリマ出品含む)は禁止されています。

いくら高性能なバッテリーでも、本体に「PSE」のマーク(丸形や菱形)と、その近くに「事業者名(輸入・製造業者)」の記載がなければ、買取店では買取不可(0円)となり、メルカリなどでも出品削除の対象となります。

海外で購入した製品や、2018年以前の古い製品にはマークがない場合が多いので、査定に出す前に必ず本体の裏面をチェックしてください。

【2025年版】いくらで売れる?容量・タイプ別買取相場

「私のバッテリー、いくらになるの?」という疑問にお答えします。ブランド(Anker等)や状態によりますが、おおよその目安は以下の通りです。

カテゴリ代表的な製品イメージ買取相場目安
小容量・一般用
(5000〜10000mAh)
スマホ1〜2回充電用。
Anker PowerCore 10000など
500円前後 〜
大容量・高出力
(20000mAh〜 / PD対応)
ノートPCも充電できるタイプ。
65W出力以上のモデル
2,000円前後 〜
ポータブル電源
(超大容量)
キャンプや防災用。
ACコンセントが使えるもの
10,000円前後 〜 50,000円超
物によってかなり異なります。
ノベルティ・無名品イベントの貰い物や
コンビニの簡易品など
10円 〜 100円、もしくは買取不可
※買取不可の場合多し

※価格は状態が良く、付属品が揃っている場合の目安です。


記事に掲載された買取価格は参考価格です。相場、状態により変わります。

リサイクルショップと専門店、どっちが得?

「近所のブックオフやリサイクルショップで売れば楽ちんでは?」と思うかもしれません。しかし、リサーチの結果、売り先によって価格に大きな差が出ることがわかりました。

総合リサイクルショップ

(ハードオフ、セカンドストリート等)

  • 相場: 数十円 〜 数百円
  • 特徴: 重さや「雑貨」として一律査定されることが多い。
  • 注意: 店舗によっては「買取不可」として断られるケースも多い(PSEマーク必須)。

専門店・フリマアプリ

(じゃんぱら、メルカリ等)

  • 相場: 数百円 〜 数千円
  • 特徴: 「Ankerの〇〇モデル」といった市場価値を正しく評価してくれる。
  • 注意: 発送の手間がかかるが、リターンは大きい。

結論: 「とにかく早く処分したい」ならリサイクルショップ(ただし電話確認推奨)。「少しでもお小遣いにしたい」なら専門店かフリマアプリが断然おすすめです。

あなたにぴったりのおすすめ買取業者はここ!

「どこで売るのが一番いいの?」という疑問にお答えするため、目的別におすすめの業者を厳選しました。

専門知識でしっかり査定してほしいなら

PC周辺機器に詳しいスタッフがいる専門店がおすすめです。

  • じゃんぱら
    全国展開するデジタル機器のプロ。毎週火曜日の買取額アップキャンペーンがお得です。
  • ソフマップ / ラクウル
    ビックカメラグループの安心感。「ラクウル」アプリを使えば自宅から宅配買取もスムーズです。
  • カウモバイル
    大阪中心に展開。他店では断られがちな使用感のある製品でも柔軟に対応してくれる評判があります。

手軽にまとめて処分したいなら

「細かい値段より、家にある不用品を一気に片付けたい」という方はこちら。

少し手間をかけてでも高く売りたいなら

メルカリYahoo!オークションなどのフリマアプリが最強です。特にApple製品や希少なモデルは、専門店よりも数千円高く売れるケースが珍しくありません。ただし、次の章で解説する「発送のルール」を守る必要があります。

知らないと危険!発送時のトラブル回避術

バッテリーを宅配買取で送ったり、メルカリで購入者に送ったりする際、「品名」の書き方に注意が必要です。

  • 品名には必ず「リチウムイオン電池(モバイルバッテリー)」と具体的に書きましょう。
  • 「雑貨」や「PC部品」と曖昧に書くと、X線検査で引っかかり返送される恐れがあります。
  • リチウムイオン電池は航空機に載せられないため、「陸送(船便)」になります。北海道や沖縄へ送る場合は到着まで1週間以上かかることがあるので、相手に事前に伝えておくと親切です。
  • 端子がショートしないよう、ビニール袋に入れたりテープで保護したりして梱包しましょう。

もしバッテリーが「膨らんで」いたら?

久しぶりに見たら、バッテリーが枕のように膨張していた…なんてことはありませんか?
残念ながら、膨張したバッテリーは売ることができませんし、家電量販店のリサイクルBOXに入れることも禁止されています(発火の危険があるため)。

この場合の正しい対処法は以下の通りです。

  1. 自治体のルールを確認する:「〇〇市 リチウムイオン電池 処分」で検索してください。横浜市のように「燃やすごみ」とは別に回収してくれる自治体もあれば、持ち込み指定の自治体もあります。
  2. 量販店の有人カウンターへ相談:リサイクルBOXはNGでも、店員さんがいるカウンターなら引き取ってくれる場合があります(例:一部のヨドバシカメラなど)。事前に電話で確認するのが確実です。

絶対に「燃えないゴミ」に混ぜて捨てないでください!
ゴミ収集車の中で圧縮されて発火する事故が多発しています。

まとめ:賢く売って、スッキリ暮らそう

モバイルバッテリーは、正しい知識があれば「ゴミ」ではなく「お小遣い」に変わります。

  • まずはPSEマークがあるかチェック。
  • 65W以上の高出力Anker製品なら高額買取のチャンス。
  • 手間をかけたくないならじゃんぱらソフマップへ。
  • 高く売りたいならフリマアプリ(ただし発送時の品名記載は正確に)。
  • 膨張していたら無理に売らず、自治体の指示に従って安全に処分。

あなたのお手元にあるバッテリーが、次の誰かの役に立ち、あなたにとってもプラスになることを願っています。

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この記事を書いた人

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