普段はリサイクルキングを利用してるが、ふと他社と比較したくなった方。
今回はリサイクルキングと ジュエルカフェ、おたからやをそれぞれ比較してみました。



手数料は、リサイクルキングとジュエルカフェ、おたからや どこがいい?
手数料(鑑定料、査定料、キャンセル料など)は、3社とも「基本的にお客様の持ち出し負担は0円」です。
しかし、「貴金属(金・プラチナ)買取」の計算式における『実質的な手数料』の扱いに、各社の戦略の違い(=カラクリ)があります。ここが最も重要な比較ポイントです。
手数料比較の結論:一番の大きな違い
多くの買取店では、以下の2パターンのどちらかで利益を出しています。
- Aパターン(別途手数料あり): 公表単価は高いが、最後に手数料を引く。
- Bパターン(手数料無料): 手数料は引かないが、公表単価を最初から少し下げている。
| 項目 | リサイクルキング | ジュエルカフェ | おたからや |
| 査定・鑑定料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| キャンセル料 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 出張・宅配負担 | 無料 | 無料 | 無料 |
| 貴金属の手数料 | 別途発生するケースが多い (Aパターンに近い) | 手数料込みの単価 (Bパターン) | 手数料込みの単価 (Bパターン) |
各社の詳細解説
リサイクルキング(「別途手数料」がかかる場合がある)
- 特徴: 店頭に表示されている「本日の買取相場(1gあたりの価格)」は、田中貴金属などの国内公表価格に近い高い金額が表示されていることが多いです。
- 注意点: その代わり、最終的な計算時に「手数料」として査定額から数十%が引かれるケースがあります(公式サイト等でも「相場価格には手数料が含まれていません」と明記される場合があります)。
- メリット: どのような計算で引かれたかが明細に出るため、納得感は持ちやすいです。
ジュエルカフェ(手数料はかからないが、単価調整)
- 特徴: 「手数料無料」を強く打ち出しています。
- 仕組み: 提示される1gあたりの買取単価は、すでにお店の利益分を差し引いた金額になっています。
- メリット: 「重さ × 単価」のシンプルな計算式で、後から引かれるものがないため、計算が苦手な方でも分かりやすいです。
おたからや(手数料無料だが、キャンペーンで変動)
- 特徴: 基本的に手数料は無料です。
- 仕組み: ジュエルカフェ同様、単価に含まれている形式ですが、おたからやは「今なら40%UP」といったキャンペーン適用後の価格で勝負する傾向があります。
- 注意点: 広告の「高価買取価格」と、実際の店頭提示額にギャップを感じるという口コミが多いのは、この「基本単価」と「キャンペーン適用」の仕組みが複雑だからです。
3. 「宅配買取」のキャンセル返送料に注意
3社とも「宅配買取」を行っていますが、「キャンセル時の返送料(品物を送り返してもらう送料)」には注意が必要です。
- 3社共通の傾向: 基本的に「買取不成立時の返送料」も店側負担(無料)を謳っていますが、「値段がつかないもの(メッキ品など)だけ」を送った場合や、「明らかに売る気がない(査定だけ)」と判断された場合は、着払い(客側負担)で返送されるリスクが規約上存在します。
- 特に貴金属以外の雑貨を大量に送る場合は、事前に確認することをお勧めします。
賢い売り方のまとめ
- リサイクルキング: 「グラム単価は高いが、手数料を引かれる」→ 計算式をしっかり確認する。
- ジュエルカフェ・おたからや: 「手数料は引かれないが、グラム単価はお店設定」→ 「今日の手取りの1g単価はいくらですか?」と電話で聞いてから行く。
これが、手数料のトリックに惑わされず、手元に残るお金を最大化するコツです。
3社の買取キャンペーンの比較
2025年12月19日現在、年末の「大掃除・断捨離」シーズンに合わせて、各社とも今年最後のかき入れ時としてキャンペーンを強化しています。
| ジュエルカフェ | リサイクルキング | おたからや | |
| 今月の目玉 | スマホ提示で10%〜20%UP | 特定4大ブランド10%UP | チラシ限定 超高額UP |
| 対象アイテム | ブランドバッグ・財布 | LV, シャネル, ブルガリ, グッチ | 金・時計・ブランド全般 |
| 条件 | 受付時にクーポン画面提示 | 対象ブランドであること | チラシ持参 or WEB予約 |
| 強み | 年末感謝デー(29-30日)に さらにUPする店舗あり | 販売もSALE中なので 下取り(買い替え)が得 | 金相場の高さを全面に 押し出した高価買取 |
ジュエルカフェ (Jewel Cafe)
★「スマホを見せるだけ」の手軽さが最強
- キャンペーン内容: 期間中(〜12/29または31まで)、ブランドバッグ・財布の査定額が「10%UP」。
- 攻略のヒント:
- 多くの店舗で、公式HPやLINEの「キャンペーン画面」を受付時に見せるだけで適用されます。
- 【裏技】 一部店舗(イオンモール名取店など)では、12月29日・30日の「お客様感謝デー」に20%UPへ引き上げられるケースがあります。お近くの店舗ブログをチェックし、年末ギリギリを狙うのもアリです。
- 注意: 一度査定した品の「再査定」は対象外になることが多いので、初回で決める覚悟が必要です。
2. リサイクルキング (Recycle King)
★「4大ブランド」と「ジュエリー」に特化
- キャンペーン内容: ルイ・ヴィトン、シャネル、ブルガリ、グッチの4大ブランドのバッグ・ジュエリーが「10%UP」。
- 攻略のヒント:
- 「地金+ブランド価値」: ブランドジュエリー(ブルガリのリングなど)は、金の重さだけでなく「ブランド料」も含めた総額に対して10%UPがかかるため、他店より高くなりやすいです。
- 買い替え需要: 12月は販売側で「クリスマスSALE(最大5万円OFFクーポンなど)」を行っています。「売って、新しいジュエリーを買う」という下取りの相談をすると、買取額をさらに頑張ってくれる可能性があります。
3. おたからや
★「金相場23,000円台」×「チラシの爆発力」
- キャンペーン内容: 新聞折込やポスティングチラシで「買取金額40〜45%UP」等の派手な数字を打ち出しています。
- 攻略のヒント:
- 金の売り時: 2025年12月現在、金相場が非常に高水準(23,000円/g周辺)にあります。おたからやはこの「相場」をアピールしていますが、手数料等の兼ね合いがあるため、「今日、1gいくらで買ってくれますか?」と電話で聞いてから行くのが鉄則です。
- 交渉材料: キャンペーンの「45%UP」などは適用条件(高額な時計とのセットなど)が厳しい場合があります。「他店(ジュエルカフェ等)は10%UPと言っていた」と伝えて競わせるのに最適です。
2025年12月の結論:こう動くのが正解
今月、少しでも高く売るためのロードマップです。
- 「ルイ・ヴィトン、シャネル、グッチ、ブルガリ」を売るなら
- 👉 リサイクルキングへ。「特定ブランド10%UP」が確実でお得です。
- 「それ以外のブランドバッグ・財布」を売るなら
- 👉 ジュエルカフェへ。スマホ画面を見せるだけで確実に10%UPします。年末ギリギリ(29日頃)の独自イベントも要チェック。
- 「金・プラチナ」や「ロレックス」を売るなら
- 👉 おたからや(またはリサイクルキング)へ。ただし、必ず2社以上で相見積もりをとってください。金相場が歴史的高値圏にあるため、店による数%の手数料差が数万円の差になります。
リサイクルキングとジュエルカフェ、おたからやを総合的に比較すると、どこがいいの?
それぞれの特徴、メリット・デメリット、および一般的な口コミ・評判を比較・分析しました。
| 特徴 | リサイクルキング | ジュエルカフェ | おたからや |
| 主な立地 | 駅ビル、百貨店、SC | ショッピングモール、スーパー | 商店街、ロードサイド、駅近 |
| 雰囲気 | 宝飾店のような「お店」感 | カフェのように入りやすい | 「買取専門店」という派手さ |
| 得意分野 | 貴金属・ジュエリー | 金・プラチナ・金券 | ブランド品・時計・貴金属 |
| 運営形態 | 直営店が多い | 直営・FC展開 | FC(フランチャイズ)が非常に多い |
| こんな人に | 買い物のついでに売りたい人 | 買取店に初めて入る女性 | 高価なブランド品を売りたい人 |
リサイクルキング (Recycle King)
宝飾品の販売も行っているため、ジュエリーとしての価値(デザイン性や石の価値)を評価してくれる傾向があります。
【メリット】
- 明朗会計: 店頭に「今日の買取相場」がグラム単位で提示されていることが多く、金額をごまかされる心配が少ないです。
- 販売ルートを持つ強み: 買い取ったものを自社で販売できるため、壊れていないジュエリーやデザインの良い貴金属は、地金価格(重さ)+αの査定が期待できます。
- アクセスの良さ: 駅ビルや百貨店に入っていることが多く、通勤や買い物のついでに立ち寄りやすいです。
【デメリット】
- ブランドバッグ等はやや弱め: 貴金属・宝石には強いですが、バッグや時計専門の買取店に比べると、ブランド品の査定額は標準的な場合があります。
- キャンペーンの少なさ: 他社のような「今なら〇〇%UP」といった派手なキャンペーンは少なめです(その分、普段から適正価格とも言えます)。
【口コミ・評判】
- 良い: 「目の前で重さを測ってくれるので安心」「販売員さんの知識がしっかりしていて、宝石の価値を説明してくれた」
- 悪い: 「ブランドバッグを持って行ったら、他店の方が高かった」「事務的で淡々としている」
ジュエルカフェ (Jewel Cafe)
「カフェのように気軽に入れる」をコンセプトにしており、特に女性客や主婦層をメインターゲットにしています。
【メリット】
- 圧倒的な入りやすさ: イオンなどのスーパーやモール内にあり、開放的な作りです。無料ドリンクサービスやクリーニングサービスなど、接客サービスが充実しています。
- キャンペーンが豊富: チラシやLINEクーポンなどで「査定額UP」や「生活雑貨プレゼント」などの特典が多く、楽しみながら利用できます。
- ボロボロでもOK: 切れたネックレスや片方だけのピアスなど、状態が悪い貴金属でも快く買い取ってくれる雰囲気があります。
【デメリット】
- 専門性の深さ: アルバイトスタッフが対応することも多く、非常にマニアックな骨董品や特殊な高級時計の場合、査定に時間がかかったり、相場通りの判断が難しい場合があります。
- 待ち時間: 立地が良いため混雑していることがあり、待ち時間が発生することがあります(カフェスペースで待てますが)。
【口コミ・評判】
- 良い: 「女性スタッフだけで安心できた」「お茶やお菓子を出してくれて、居心地が良かった」「買い物ついでに寄れるのが便利」
- 悪い: 「待ち時間が長かった」「専門的な説明はあまりなかった」「金の単価は専門店より少し安いかも」
おたからや
コロッケさんの広告でおなじみの業界最大手クラスのチェーン店です。店舗数が非常に多いのが特徴です。
【メリット】
- 高額査定の爆発力: ロレックスやルイ・ヴィトンなどのハイブランド品、高級時計に関しては、キャンペーン適用などで高額査定が出ることがあります。
- 取扱品目の多さ: 切手、古銭、骨董品、おもちゃなど、他店では断られるようなものでも査定対象になる幅広さがあります。
- 店舗数の多さ: 地域の商店街など身近な場所にあり、出張買取にも力を入れています。
【デメリット】
- 店舗による差(FCのリスク): フランチャイズ(FC)店が非常に多いため、オーナーの方針によって接客態度や査定額に大きなバラつきがあります。
- 営業の強さ: 査定だけのつもりで行っても「今売らないと損です」といったクロージング(説得)が強い店舗があるという声が散見されます。
- 広告とのギャップ: 「買取額40%UP」などの広告を見て行っても、適用条件が厳しかったりするケースがあります。
【口コミ・評判】
- 良い: 「他店より一番高い金額を出してくれた」「ボロボロのブランド品でも値段がついた」「出張買取ですぐ来てくれた」
- 悪い: 「広告の金額と全然違った」「査定だけのつもりだったのに、なかなか帰してくれなかった」「店長の対応が高圧的だった」
まとめと選び方のアドバイス
目的に合わせて使い分けるのが賢い利用法です。
- 「貴金属・ジュエリー」を適正価格で安心して売りたいなら
- 👉 リサイクルキング
- 理由:ごまかしのない明朗な査定が期待でき、石の価値も見てくれるため。
- 「初めての買取」や「少量の貴金属・金券」を気軽に売りたいなら
- 👉 ジュエルカフェ
- 理由:威圧感がなく、スーパーの買い物ついでに気軽に立ち寄れるため。
- 「高級ブランド品・時計」を少しでも高く売りたいなら
- 👉 おたからや(ただし注意が必要)
- 理由:キャンペーンハマれば高額ですが、できれば他社(リサイクルキング等)で見積もりを取ってから行き、交渉材料にするのがおすすめです。

