時計を1円でも高く売るコツ!ウリトクが教える「査定前にやるべきこと5選」

こんにちは、買取業者比較サイト「ウリトク」編集部です。

「大事にしてきた時計、少しでも高く売りたい!」
そう思うのは当然のことですが、実は準備不足のまま査定に出してしまい、本来の価値よりも数万円、時には数十万円も安く手放してしまう方が少なくありません。

2025年現在、円安の影響でロレックスなどの高級時計の相場は高騰していますが、その恩恵を最大限に受けるには「査定士に高く買わせるための準備」が必要です。

この記事では、プロのバイヤー心理に基づいた、査定前に絶対にやるべき5つのことを解説します。

目次

1. セルフクリーニングで「第一印象」をアップ

時計の査定において、見た目の清潔感は想像以上に重要です。汚れた時計は「メンテナンスされていない」「内部も傷んでいるかも」というマイナスの先入観を査定士に与えてしまいます。

正しいクリーニング方法

特別な道具は必要ありません。家にあるもので、リスクなく綺麗にする方法はこちらです。

  • マイクロファイバークロスで拭く:眼鏡拭きのような柔らかい布で、ガラスやケースの指紋を完全に拭き取ります。特に日付レンズ(サイクロップレンズ)の周りは汚れが溜まりやすいので念入りに。
  • 爪楊枝で隙間を掃除:ブレスレットのコマの間や、裏蓋の溝に詰まった黒い汚れ(皮脂やホコリ)を、爪楊枝で優しく掻き出します。
  • 歯ブラシを活用:柔らかい歯ブラシで、ラグ(ベルトの付け根)などの細かい部分をブラッシングします。

⚠️ 絶対NG!自分で磨くのは禁止

「傷を消せば高く売れる」と思って、研磨剤(ピカールなど)で磨くのは絶対にやめてください
素人が磨くと時計の角(エッジ)が丸くなってしまい、「ケース痩せ」としてプロの評価が著しく下がります。傷はそのままで、汚れだけを落とすのが鉄則です。

2. 「三種の神器」付属品をすべて揃える

時計本体と同じくらい、時にはそれ以上に価値を持つのが付属品です。特に以下の3つは「三種の神器」と呼ばれ、一つでも欠けると大幅な減額対象になります。

① 保証書(ギャランティカード)

最も重要です。特にロレックスのスポーツモデル(デイトナなど)の場合、保証書がないだけで5万円〜30万円以上も査定額が下がることがあります。最近のカードタイプのものだけでなく、古い紙の保証書も貴重なお宝です。

② 外箱・内箱

高級ブランドの箱はそれ自体に価値があります。ボロボロになっていても捨てずに、必ずセットで持ち込みましょう。

③ 余りコマ

ブレスレットのサイズ調整をした際に外した「余りコマ」を忘れないでください。これが足りないと、腕の太い人に売ることができないため、販売機会の損失として数千円〜数万円引かれます。

3. 修理・オーバーホールは「しない」が正解

「壊れているから直してから売ろう」「オーバーホールしてからの方が高く売れるはず」と考えがちですが、これは経済的には間違いです。

例えば、正規店で8万円かけてオーバーホールをしたとしても、査定額が8万円アップすることはほぼありません。買取業者は自社で安く修理できるルートを持っているため、ユーザーがかけた修理費をそのまま評価してはくれないのです。

【電池切れの場合の判断基準】

  • 高級ブランド(カルティエ、オメガ等):街の時計屋さんで1,000円〜2,000円で電池交換できるなら、交換して「動作品」として売るのがおすすめ。動かないと「故障品」として大きく減額されるリスクがあるためです。
  • ファッション時計:交換費用の方が高くつく可能性があるため、そのまま売りましょう。

4. 「円安」と「ボーナス時期」を逃さない

時計の価格は株価のように毎日変動しています。2025年の今は、以下の理由から絶好の売り時と言えます。

  • 歴史的な円安:海外ブランドの時計は輸入品なので、円安になると新品定価が上がり、中古相場も引っ張られて上昇します。
  • イベント需要:7月のボーナス時期や、12月のクリスマス商戦前は、業者が在庫を確保したいため、買取相場が上がりやすい傾向にあります。

5. 最低3社の「相見積もり」で比較する

最後に最も重要なのが、複数の業者を比較することです。時計の買取価格には定価がありません。A店では50万円、B店では60万円ということが当たり前に起こります。

特にグランドセイコーのように海外人気が高まっているブランドや、希少なヴィンテージモデルは、店ごとの得意・不得意がはっきり出ます。

いきなり店舗を回るのが大変なら、自宅で写真を撮って送るだけの「LINE査定」を活用しましょう。3社ほどに写真を送って、最も高い概算額を出してくれたお店に実物を持ち込むのが、最も効率的で失敗のない方法です。

まとめ

最後に、ウリトクとしての結論をお伝えします。

時計の売却は、売り手とバイヤー(査定士)との「心理戦」でもあります。
査定士は常に「偽物だったらどうしよう」「内部が壊れていたらどうしよう」というリスクと戦っています。だからこそ、あなたが時計を綺麗に磨き、付属品を完璧に揃え、正直に状態を伝えることで、査定士の不安を取り除いてあげてください。

「この時計なら、リスクなくすぐに次のお客さんに売れる」
そう思わせることができれば、査定士は自信を持って限界ギリギリの高値を提示してくれるはずです。ほんの少しの手間で、あなたの時計の資産価値は最大化できます。ぜひ実践してみてください。

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この記事を書いた人

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